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ゼビア・ズ・ストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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金色の双眸-19

「いいねぇ…気の強い女が壊れるの……好きだよ?」

「…は…壊れねぇよ」

 キャラの返事に物凄く可笑しそうに笑った男は、力の抜けているキャラを抱えるとベットへと放り投げた。

「そんな君には……この薬かな?」

 男は机の引き出しから小さな小瓶と注射器を取り出した。

『それはいいな』

 蛇は嬉しそうにキャラの体に巻きつき、抵抗出来ないように締め上げる。

「ぁぐっ…」

 男は小瓶の中身を注射器に吸うと、キャラの髪をかきあげて首の後ろにそれを刺した。

「んあっ!」

 鋭い痛みにビクついた体にゆっくりと薬が入っていく。

「さて……楽しませてもらうね?」

 薬をすべて注入すると男はベットの横の椅子に腰掛け、蛇はキャラを解放した。

「……ぅあ……?」

 疼くように躯が熱い……中が溶けて自身が濡れていくのがわかる。

 突然、体がビクンと跳ねた。

「ん……くぅ……あぁっ!ああぁぁああああっ!」

 キャラは自分を抱きしめ襲いくる感覚に耐えようとするが、勝手に子宮が痙攣して無理やり絶頂に押し上げられた。
 2、3度痙攣を繰り返すと、急に力が抜ける。

「んは……はっ……はっ……」

「どう?快楽無しの絶頂は?気持ちいい?」

 喘ぐキャラに男が嬉しそうに聞く。
 気持ちいいわけがない。
 快楽無しのエクスタシーなどハッキリ言って拷問だ。
 キャラは荒い呼吸を繰り返しつつ、部屋に目を走らせる。
 せめてこの香が消えてくれれば動けるのだ。
 鈍く動く思考に舌打ちしながら、必死に突破口を探る。

「!っあぅぅっ」

 再び絶頂の波が襲い、キャラは体を仰け反らせた。

「あっあっ…ひぅっ…んあぁぁぁあああ!」

 目の前が白く霞んで意識が遠くなりそうになるのをなんとか耐える。

「あ……はぅ……はっ……」

 汗で濡れた衣服がピッタリと張り付き、ラインがハッキリ浮き上がっている躯はなんとも官能的だ。

「結構、スタイルいいね」

「!ひぁうっ」

 ソロリと脇腹を撫でられたキャラはビクッと反応してしまう。


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