〈晩秋〉-15
「ぶっ…ぐぅ!!ん"ん"ん"ん"!!!」
部屋の中に、驚きと笑いが溢れた……友紀の性器は、ただの牝に堕ちた《証》として、淫水を宙に向けて噴射し、更なる牝臭を撒き散らして牡を誘った。
『フヒ…ヒヒヒ……潮まで噴いて……』
『まだこれでも言い訳するのかなあ?』
「ヒック…ヒック……私……違う……」
恥辱に打ちのめされた友紀の顔は、美貌が損なわれる程に悔しさに歪み、鼻の頭まで真っ赤に染めて泣きじゃくる様は、どこか笑っているように見えるほどに痛々しく崩れていた。
「もう……もうやめてぇ!!触るなあぁぁ!!!」
小便でも漏らしたようにベチャベチャに濡れた肉門に、何本もの指が捩込まれ、内部を乱暴に掻き回しては肉襞の一枚一枚を確かめていった。
〈男〉を知り尽くした顔をした友紀の股間の《唇》は、入り込もうとする指達を全て受け入れようと弛緩し、涎をダラダラと垂らして口を開けた。
グリグリと捏ねくり回され、指先と肉襞が擦れる度に、その唇はペチャクチャと恥辱のおしゃべりを繰り返し、泡立った涎を垂れ流し続けた。
そして室内の空気には牝の臭気が満ち、悲鳴では掻き消せない堕ちた淫唇の囀りが鳴り響いていた。
『友紀先生…うへへへ………』
「あむ!?…ぶぷッ……ぶはぁ!!」
もはや興奮の絶頂を迎えた男は、溶けたような表情を浮かべ、友紀の頭部を抱えるように抱きしめ、無理矢理に唇を重ねた。
必死の抵抗で逃れられたとみるや、今度は左手で友紀の前髪を掴み、右手で顎を鷲掴みにして口を開かせ、二度目の接吻に及んだ。
「ぶぇッ!!…あ"ろ"!……おごぉッ!!」
ガッチリと捉えられた顔面に、為す術はなかった。
男は無我夢中で友紀の唇に吸い付き、閉ざそうにも閉ざせない口の中に舌を這わせて舐めまわし、溢れ出る涎をダラダラと流し込んでいった。
上下の唇への凌辱。
男達の目は爛々と輝き、正気を失ったかのように友紀に群がった。
我もと友紀の唇を奪いに殺到し、淫靡な肉人形に堕ちた女体に食いついた。
『ア〇ルまで牝汁が垂れてますよ。こりゃローションとか要りませんね』
「げふぅ!!嫌あ……ドコに……む"お"ぉ"!!」
『おぉ!?割とすんなり奥まで……』
美味い美肉を完食しようと、男達の愛撫は肛門にまで与えられた。
友紀は男女関係は数あれど、肛門に興味を示す男性など一人として出会わなかった。
男性特有の、節くれだつ指が肛門をゆっくりと捲り上げ、荒ぶる指先がじっくりと内部から解しにかかる。それが未体験であれば、その反応は初々しいものだ。男の指先の動きにあわせ、友紀の身体はビクンと跳ね、哀願一色に染まった悲鳴は男達との接吻に塞がれた。