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橙色の瞬き
【その他 官能小説】

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橙色の瞬き-2

「小桜ちゃんもう気をやりそうなのかい?!」
「あそこがびしょ濡れだよ!淫乱だねぇ!」

立ち籠る熱気と、男達の野次に、小桜は限界寸前だった。

「いや…ああ…もう…許してぇ……ああ…」

押さえられない喘ぎの合間に言葉を紡ぐが、小桜の哀願には耳を貸さずに、主人は濡れそぼる小桜の蜜壺に指を二本突き立てた。
「んああっ…!!」
新たな刺激に小桜は男の膝の上で跳ねた。

悶える内に打ち掛けは既に腰まで滑り落ち、もはや羽衣のように腰に纏うだけになっている。
ほぼ全裸となった肢体が橙色の灯りに照らされ揺れる姿に、見ている男達の息はあがり、男根はそそり立った。

じゅぷじゅぷと淫靡な水音が響き、内膜をかき混ぜられる快感に、小桜は矯声を上げ続け、浴びせられる野次や淫語にその羞恥を掻き立てられて
「あっあっあっ…はっ…もうっ…もぅ…っだめっだめですぅっ!お許しを…っあっ…!お許しをぉっ…!」
ひたすらに主人の手から、襲い来る快楽から逃げようと哀願し続けるが

「気をやれよ小桜。お前のそのいやらしい姿で皆を煽ってやんな。」

主人に耳元で囁かれ、赦しを乞うその紅く濡れた唇さえも主人の分厚い唇に塞がれた。
「ん〜っっ!!」
声を封じられ、悦楽は体内に封じ込まれ、積み重なり…

「んぷあぁっ…!」

小桜は夢中で首を振って主人の唇から逃れ

「ああっ!もうっ!もうだめっ!!ああああっっ!!」

男達の視線の注がれる中、襲い来る快楽に絶叫して

小桜は果てた…。

クタリと脱力した小桜から主人は身を引き、ぱんぱんと手を叩くと

「さぁさぁ兄さん方、見せ物は終わりだよ!そろそろ熱くなった身体を発散させるために女を選んでちょーだい!!」

高らかに告げた。
それまで熱い視線を小桜に注いでいた男達もわらわらと立ち上がり、女達を選びにその場を去っていく。

「小桜ちゃん良かったよ〜」

などと小桜に声をかけていく男や、すれ違い様に小桜の胸や尻に触れていく男もいるが、小桜はテーブルの上に突っ伏したまま、まだ乱れたままの息を吐き、瞳を潤ませていた…。


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