無銭湯記スパゲッチュー-2
第2話『旅立ち』
俺は迷っていた。だってそうだろう! むりやり渡された紙切れ一枚で、自分の人生が変わってしまうと思うと、怖くて
足だって竦むさ。
だがこの無料招待券ってのが曲者だ! 『無料』・・・なんて良い響きなんだ!
「よし、行こう」
俺は旅立ちを決意した。・・・まあ、他にする事もなかったし、気分転換にでもなればと、気楽に考える事にしたのだ。
すると、急に足が軽くなったような気がした。
つづく
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