異界の二日間(最終章)-1
台所では美月が全裸のままエプロンをしながら食事を作っている。ベランダでの情交の後で
美月は夕食を作るからと買ってきて欲しいものを頼まれたので私は服を着て近くのスーパーで
買い物をしてきた。家に帰ってくると美月はどこから持ってきたのか全裸にエプロンをしていた。
「あ、あれ、美月ちゃんもしかして裸にエプロン?」
「そうよ?変かな?」
「い、いや、綺麗だよ。」
「ありがとう、お兄ちゃん!」
気がつくと私も美月もこんがりと日焼けしている。炎天下ベランダで情交を交わしたのだから当然か。美月は元から黒かったのがさらに黒くなったようにも見えた。
頬も赤く焼けている。
私は洗面所で慌てて服を脱いで全裸になると台所のテーブルに座った。
「学校の家庭科の調理実習で習ったおいしい物を作るから待っていてね。」
「わかったよ。」
それはまさに同棲した恋人同士のようなものだった。
食事が出来て家の皿を取り出したりとまるで家族のようでもあった。
出来たのはトマトソースのスパゲッティとマカロニサラダだった。
箸を手にして食べてみたら旨かった。
「うん!おいしい!美月ちゃん料理旨いね!」
「よかった!ありがとう!」
美月はとても喜んだようだ。
その食事も二人で平らげて気がつくともう8時だった。
いよいよ美月との二日間の同棲生活にもピリオドを打とうとしている。
最初に切り出したのは美月だった。
「じゃ・・・最後のHをしようか。お皿を洗うから先にシャワー浴びてね。」
私はバスルームでシャワーを浴び、石鹸で体を洗いながらこの二日間を振り返った。
回覧板を持ってきた美月という12歳の少女、その少女がいきなり部屋に上がり込んで来て
誘われるがままに美月を抱き、その日の夜と今日の昼にも彼女を犯した。
美月は処女ではなかったが、最初に美月を女にした男の名前と別れた理由がわからない。
でもそんな事はどうでもいいのだ。恋人のいないモテなかった私にとっては美月は
二日間だけとはいえ、私にとっては恋人でもあったのだ。
ただ心配な事があった。それはコンドームもせずに情交を結んだ事である。
これで美月が妊娠したら・・・。美月は大丈夫だとは言ってはいたが不安があった。
自分の事を心配したのではない。美月が妊娠して産むにせよ処置をするにせよ、
それが美月の体に負担をかけないかだった。しかし高校生ながら何かあったら美月を守る覚悟は出来ていた。
シャワーを浴び終わって洗面所でバスタオルで体を拭き終わって出ると美月も皿を洗い終わったようだ。
「あ、お兄ちゃんお風呂から上がった?じゃ、先に部屋で待っていてね。」
「ああ、わかった。」
私がそう言って部屋に行こうとすると美月がエプロンを脱いだ。
黒く日焼けした12歳の幼い乳房と少し膨れたような腹、臍、そして無毛の蕾が露わになった。
それを見て私の肉棒は再び怒張し始めた。その怒張した肉棒を見て私は苦笑してしまった。
「あ、お兄ちゃんのオチ○ンチ○勃ってきたね。」
「う、うん、まぁ。」
美月がクスクス笑いながらそれを見る。
「部屋の電気は消して待っていてね。」
「わかったよ。今日の夜は最後だから美月ちゃんといっぱいしたいからね。」
「私も!」
私は自室に着くと電気を消した。窓を見ると今日は満月だった。
月の光が部屋に差し込むので実際照明はいらないぐらいだった。
エアコンを点けて窓はカーテンもせずに閉めるだけにした。
そして布団の上で大の字になって寝ていると自室のドアが開いた。
現れたのは美月だった。バスタオルで体を覆っている。