第1部 ご主人様との出会い -6
6.衝撃の悪夢
その日の夜
私は、恐ろしい夢を観ました。
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全裸の私が首輪をつけ、後ろ手に縛られて正座しています。
私の前には、顔の見えない全裸の男が両脚を開き、仁王立ちに立っています。
そして、なんと私は、男の股に顔を近づけ、股間にぶら下がっているモノを、舐め始めたのです。
えっ、そんな汚い、イヤらしいこと・・・、しちゃダメ!
私、そんなこと、絶対したくない!
心の中で、私は必死でそう叫んでいるのですが、私の眼に映る私にはそんな心の叫びは全然届かず、嫌がりもせず、モノを舐め続けました。
そうすると、男のモノがだんだんと大きくなり、垂れていたのが、ムクムクっと起き上がってきました。
あん、イヤ、私、そんなもの見たくもない!
どうして?!どうして?!
どうして、顔を離そうともしないの?!
そんな私の、悲鳴にも似た心の叫びにもかかわらず、
私の眼に映る私の口は、あろうことか、ついにモノを含んでしまいました。
ダメっ、ダメっ、そんなことしちゃ、絶対にダメ!
どうして?!どうして?!
どうして、こんなにイヤがっているのに、
そんなことしちゃうの?!
私はもう、心の中で泣いていました。
それなのに私の目に映る私は、男のモノを口に含んだまま、顔を前後に動かし始めました。
イヤア、イヤア、やめてよう!
お願い!そんなことするの、やめてよう!
泣きわめく私の心をよそに、私の眼に映る私は、そのまま、顔を前後させています。
イヤなのに、その様子を見続けてしまっている私のほうも、口を塞がれているような気分になり、何だか息苦しくなってきました。
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「ううううう・・・」
目が覚めると、私は片手で自分の口を、強く押さえてました。
あわてて手を口から離し、ハアーと大きくため息をつき我に返ると、体中びっしょりと、汗をかいていました。
「はぁ、怖かった!よかったぁ!夢だったんだ!」
と喜びましたが、それはつかの間のことでした。
何やら、股間が濡れている感じがしたのです。
それは汗の感覚とは、あきらかに違っていました。
はっとして、パジャマのズボンに手を入れてショーツを確かめてみると、初オナニーのときと同じように、粘液状のもので濡れていました。
私は愕然としました。
あんなにイヤらしくひどい目に遭っているのに、
ひとりでイケナイことをしたときと同じように、
アソコを濡らしちゃってる・・・、
ああ、私はなんてイヤらしい、
なんてイケナイ女の子なの・・・。
私は完全に打ちひしがれて、改めてシクシクと泣きだしてしまいました。