禁じられた恋と性(1)-6
「アヤカ、朝からそんなくだらない話をするんじゃないのよ、
お父さんは忙しいし、そんな暇なんて無いでしょ、
それよりも早く食べなさい、そろそろ時間でしょ・・」
「あ、うん・・」
「お弁当を忘れないようにね、アヤカちゃん」
「はーい」
妻は、優しく微笑みながら娘を送り出す。
私は食事が終わり、仕事に行く前にお茶を飲みながら新聞を読んでいたが、
娘の言ったことで、妻が反応をしていないか気になったが
何事もなく、彼女はいそいそと食器の後かたづけをしていた。
多分、その時の私は内心ヒヤヒヤしながら娘の顔を見ていたのだろう。
しかし、意外と私はそんなスリルを楽しんでいるのだ。
用意周到な私は絶対にバレない、という自信がある。
もし、それがバレルとしたら、
あのトモミが、自分から告白したとき以外には考えられないからだ。
その理由を考えたとき・・
私がトモミを裏切ったか、捨てたか。
また逆に、私がトモミにそうされたか・・だろうか。
そう思うとぞっとする。
しかし、それはない・・そんな秘密を誰かにトモミが言うはずがない。
私とトモミは心から信じて愛し合っている。
人はそんなに年が離れて・・というだろう。
私達にその壁はない、と思っている。
これからの将来がある少女を、性奴隷のようにして良いのか、
ましてやその少女と同い年の娘がいて、奥さんまで、と言うだろう。
当然、そういう批判や非難があるのは承知している。
しかし、それをも私とトモミの二人の情熱で掻き消せると思っている。