禁じられた恋と性(1)-4
始めての時に、何も知らない彼女は、濡れることさえもあまりなかった。
普通の少女だった、だが今は処女のトモミはいない・・
そのベールを剥いだのは私だということは間違いない。
私はこの後、彼女がどうしてそうなったのかを告白しなければならない。
トモミを私は心から愛している、彼女は私の生き甲斐であり、
大切な宝であり、心の宝石でもある、誰にも彼女を手渡さない。
それが今の私の本当の偽らざる気持ちなのだ。
(娘のアヤカと同じ年のトモミを私は独り占めしている、心も身体も全てを、
もし、私の娘が彼女と同じに許されない恋に堕ちたとき、
私は娘を許すことが出来るだろうか?
今、私にはその答えを出すことは出来ない・・)
始めに書いたように、
私は、若いトモミとの浮気がバレたらどうしよう、
そう思うと気が気ではない。妻と娘の顔を見る度に思う。
しかし、虫が良いようだが、それでも私は家庭を捨てようとは思っていない。
私は妻を愛しているが、夜の営みを今は殆どしていない。
その原因は、私とトモミの関係だと言うことは事実なのだ。
娘のアヤカも愛しているし、大切にしている。
それを人は、私のエゴイズムと言うだろう、
私はそれに反論は出来ない。
だが、私があの少女を愛していることは事実であり、
彼女も私無しでは生きられない、と言っている。
このまま、私の二つの人生が交わることなく続くことを願っている。
今の私の秘密は当然誰にも言えない。もしバレタラ 開き直るしかない・
それがバレタときのこと、その言い訳を私はいつも考えていた。
娘が或る日、朝食の時に私に聞いたことがある。