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先生の観察日記
【学園物 官能小説】

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動き出す時間-4

「俺のモノになれ…っは…お前は俺のモノだ…」

切なく呻くように呟きながら、橋本クンのつけたキスマークをかき消すように、首筋を強く吸った。

「んんぅっ!!ぁん、ああっ、せんせ、もう…また、イッちゃい、そ…」

挿入されて、まだ数分も経っていなかった。しかし、先生の口から呪文のように繰り返される言葉が私を支配していくかのように、快感と共に頭の中に膨らんでいった。

「俺のことだけ見ろっ…!」

「だめだめイッちゃう…ぁあっ、イクーっ、あぁぁっっっっ!!!!」

私は幸福感に包まれながら達した。

先生はそのまま腰をスライドし続け、私の記憶は少しずつ薄れていった…


――――――

「ふぐーっ」

暖かい朝の光に包まれ、ベッドの中で伸びをする。

昨日は金曜だったから、今日はお休みの日。親に、「カラオケで朝までオールかも」って言っておいて正解だった。

心地よい倦怠感に包まれながら、部屋を見回す。

ベッドの横の本棚には難しい名前の本が並べられ、その下には棚に入りきらなかったであろう本たちが乱雑に積み上げられていた。床には脱ぎ捨てられたシャツなんかが散らかっている。

綺麗すぎないけど、汚くない。男の人らしい部屋…

ふと振り返ると、先生がベッドに腰掛けていた。

「起きた?」

「おはようござ…うっ、痛っ…」

起き上がろうとして、体の節々が痛むのに気づく。そうだ、あの後もずっと、先生に抱かれ続けたんだ…いろんな格好をさせられて、何度イッたか分からないほどに、情熱的に…

「だからあんまり飲ますなって言ったのに…コーヒー飲む?」

先生は少し照れたように笑いながら、マグカップに口をつける。

はき馴らしたようなTシャツにスウェットというラフな格好の先生は初めて見た。お風呂にでも入ったのであろう、髪もいつもよりふわふわしていて…いつもの先生よりかなり若い。

それに眼鏡も外しているから角が一切なく、やわらかい光に照らされて、優しく私を見つめるその表情には、甘々な雰囲気が漂っている。

「コーヒーは苦いから、大丈夫です。」

「ふっ、本当にまだまだガキだな。」

先生は私の頬を手の甲で撫でる。あの堅物な先生が…私は今、幸せすぎて泣いちゃいそうです。

「…昨日、言ったこと覚えてる?」

ふと心配になって、私は尋ねる。先生は昨日かなり酔っ払っていたから、出任せだと言われればそれでおしまい…


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