美しすぎる同窓生-2
カバンの中から縄を取り出す。ベッドの前へ立ち尽くす着物姿を、それで緊縛していく。
「私、夫を殺したのよ・・」
剥き出しになる白い乳房。荒縄と着物の襟によって締め上げられた美しく豊満な果実の上へ、子どもを授からなかった瑞々しい桃色が鋭く突起した。私はそれを口に含み、舌先で転がす。片方の足を天井へ向けて真っ直ぐに攣るし上げ、開帳させた着物の前へ、潜り込ませた指で女の芯を詰る。
熱く蒸れた同窓生の潤み。女は不自由な躯を蠢かせ、甘い声を漏らした。
その日、通い馴れた海沿いのカーブを、彼の車は猛スピードで突っ込み、曲がりきれず、ガードレールを突き破って海へと落ちた。警察のトレーラーによって引き上げられた車体のブレーキには、加工された後があった。私にとっては転勤先から戻ったばかりの地元で起きた事件だった。後に残された被害者の妻が、同窓生であることを知るまでに、ほとんど時間はかからなかった。
「ねえ、これがなんだか解る?」
私は手にしたイチジク浣腸の容器を彼女に見せる。
「いやぁ・・ダメよそんなの・・」
唾液を掬った指を、彼女の尻の谷間へ潜らせ、そこに塗り着ける。
逆流して来る溶液の感触に、彼女は眉根を顰めた。
縄を解き、身に着けているものを剥がす。上気した瑞々しい桃色の肌。そこへ僅かに身につけた、女らしい脂肪。それを締め上げるようにして再び縄の戒めを見舞う。足先に、清楚な白足袋を着けただけの可憐な姿。
豊潤な髪を掴んで絨毯の上へ屈服させ、奉仕をさせる。
夫にしかして来なかった愛の行為。水没した彼のケータイ電話のメモリからは、別の女の写真が出て来た。
丸く美しい額に、じっくりと汗が滲み始める。
型崩れのしていない美しい乳首は、痛々しいまでに鋭く尖って、女は私を頬張りながら奮える息を静かに漏らした。
両方の手を後ろ手に、緊縛された恰好のまま、私の上へ乗る。
自らの唾液でしっかりと満ちた私の陰茎を、情欲に濡れた彼女のそこが、触れもせずにズルリと飲み込んだ。
女はゆっくりと腰を揺らし、酩酊した表情を幸せそうに浮かべ、同窓生の男を味わった。
「ねえ、お願い・・服役して戻って来たら、面倒見てくれる?」
女は妖艶な笑みを浮かべて私を見た。
私は、死の可能性を胎んだ彼女との新しい生活を想像してみて、それも悪くないと思った。