第三話〔続〕――死神と炎人と帝国の黒歴史-44
ズン!ズン!ズン!
「ひゃぁ、ぅ、くぁ、ぁああっ、あああぁぁ……」
ウネウネと、まるで別の生物であるかのように絡み付いてく膣肉。
強烈な締めつけと、同時に柔く包んでくるアルフォンシーヌ。
「気持ちいいのか?」
「あっ、そう!気持ちいい!んぁっ、ひぅ……」
「イキそう?」
「そう!クる!なにか、奥から!イク!イキそうなんだ!」
どこまでいっても、やはり彼女は中世的であった。
そして、それがまた可愛らしくもあり、愛しくもある。
そんなことを思いつつ、フェルナンは最後とばかりに盛大に腰を動かした。
「あっぁっ、んああっ!」
「イクぞ?」
フェルナンは背中から回した右手で、彼女の下腹部を撫でた。
それがなにを示唆しているのか、本能的に察したのだろう。アルフォンシーヌが大きく、何度も頷いてきた。
「出して!膣中に、あなたのを、出して!」
「っ――」
その返事を聞き届けるとともに、フェルナンは自身を最奥へと押し付けた。
直後、膨れ跳ねる肉棒。
びゅく!びゅくる……びゅくん!……
「ぁ、ぁあ、ぁああっ!ひぃんんんんっっっ!!」
唇を噛み、それでもその間から絶叫を漏らすアルフォンシーヌ。
腕の中でそのか細い四肢を跳ね上げる。
欲望を吐き出し続けつつ、フェルナンは、母鳥が卵を抱くかのよう優しく、そして、強く『死神』を抱きしめた。