第三話〔続〕――死神と炎人と帝国の黒歴史-41
「っぅ、ひゃあああっっ?」
アルフォンシーヌが、どこか男らしい悲鳴を上げた、
――まあ、予告なくフェルナンが秘部を指先で撫でたからなのだが。
「ぃ、あ……んっ、んんぁっ……ひぅ……ぁ……」
十分に濡れているため、試しに人差し指を一本入れたみたのだが、さすがに性急すぎたのか、苦しそうにアルフォンシーヌが悶えた。
無理強いするつもりも、必要以上に苦しませる気もない。
だから、フェルナンは指を抜こうとしたのだが、
「っぁ……んんんんぅっっ……ぁ……」
膣肉が指に絡みつき、そして、アルフォンシーヌは先ほどよりも艶っぽい声を上げてきた。
どうやら、感じているようだ。
薬の効果だけではないだろう。二十四というのだから、すでに女真っ盛り――畜生で言うならば発情期だ。
性的刺激を受け入れるには十二分ということである。
ならば、とフェルナンはさらに中指も足してみた。
「っ?ぃぅ……はぁん、あっ、んんっ!」
まあ、一概に言えば悦んでいる。
フェルナンは挿入した二本の指をそのまま、膣内で動かした。
ぐちゅっ……ぐちゅくちゅ……ぐちゅっ…………
「ぁん、ひぅあっ、ぁああっ、んひぃ……」
指を曲げ、伸ばし、抜き、差す度にアルフォンシーヌは嬌声をあげる。
力が入らないのか、足はガクガクと震え、上体はすでに岩肌へと預けていた。
ぐちゅぐちゅ……ぐちゅんっ……
「んぁ、ぃ、あっ、んああああっっ!」
大きく肉ひだが伸縮を始めたので、最後に深く指を入れてみるとアルフォンシーヌは背筋を弓なりにさせ、叫んだ。
膣が震え、愛液が多量に溢れてくる。
――軽くイッたようだ。
息も絶え絶えなアルフォンシーヌ。
愛液まみれの指を舐め、フェルナンは自身の下衣を脱いだ。