「三角形△ワルツ」-18
「んんっ、おねぃさん、エライエライ!
あたしのコトも、ちゃんと気持ち良くしてね?」
「珠子さん、素直なイイコになってきましたね。
これからもっと、調教してあげます…くっ!
ははっ、口が塞がってるからって、おま○こで返事っスか?
そんな食い付かないでください、イッちゃいますよ?」
…いいよ、イッて?
凌の、好きな時に…。
あたしは、舌の動きを強くする。
「ふあぁん、タマゴちゃん、上手っ!
あたしも…一緒にイッちゃうぅっ…!」
…ああぁっ、すごい!
体全体がおま○こになったみたいに…全身で、凌を感じてるみたい…!
拘束も、声を出せないのも、凌に包まれてるようで…
もう、何も考えられない―…!!
「――……っ!!!」
…――
…―〜、〜?
…―〜だ…ら、〜、よ!
…―はあっ!?
ん…何?
誰が話してるの…?
「…そーなのか?」
…凌?
「んもー、そうなのっ!」
…誰?えっと…
…あ!リサコ様!…だっけ?
「あ、起きた」
「珠子さん!
大丈夫ですか?
気絶してましたけど…」
二人のサディストが、上から覗きこんでくる。
あたしは相変わらず縛られているようだ。
「は…はい…大丈夫、です…」
とっさにあたしが言った言葉。
でも、凌は困った顔して見てくる。
「えぇと…もう普通に話していいですよ、珠子さん。
あれはその…あぁいう行為の時だけでいいんです。
いつもは、普通に話してくださいね?」
「…そーなの?…っ…」
「あーあ、泣いちゃったー!
凌ったら、おねぃさん泣かせたー」
…だって、怖かったんだもん、凌が。
別人みたいだったし、何より…捨てられるかと思って。
でも今、いつもは、って言ってくれたから、安心して涙出ちゃった…。
「っく、凌っ、あの…お仕置き、は…?」
気絶している時、カミソリの刃にうなされかけた。
凌は、何に対して怒っていたのか、まだ教えてくれていない。