投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

不妊外来へようこそ
【女性向け 官能小説】

不妊外来へようこその最初へ 不妊外来へようこそ 7 不妊外来へようこそ 9 不妊外来へようこその最後へ

不妊外来へようこそ-8

――――――
何度も何度も、気が遠くなるほどイかされた私は、治療が終わったころには完全に足腰が立たなくなっていた。

まだ顔の火照り、体の疼きが引かない私を車椅子に乗せて、
「今日はもう診察終わりだから、」
と先生は言い、車椅子を押しながら一緒に診察室を出た。

先生は何事も無かったかのように、最初のころみたいに、サラリと白衣を着こなしていた。

「僕、患者さんタクシーまでお連れするから。」

………………

「…二条さん、よく頑張ったね」

先生は私を担いでタクシーに乗せたあと、言った。

「今日は子宮口開きっぱなしだから、一発でデキちゃうと思うよ。…まぁ、だめだったらまたいつでも。」

「―本当にありがとうございました。」

「それじゃ」

私は産婦人科を後にした。

その頃――

「先生ったら、自分のタイプの患者さん来たら、つい張り切っちゃうのよねぇ」

「うんうん、今日だって、最後の彼女、車椅子だったんだから!」

「ぃやーねぇ!!」

噂好きの受付や掃除のおばさん達の間で、そんな話が飛び交っていた。


――――――

「ぁんっ、あぁ、凄いっ、一緒にイこ…?」

「っつ、美咲、今日はいつもより、締まるっ…」

美咲は、疼いた体を抑えきれず、旦那の上に跨っていた。

「あん!っひゃぁっ、んっ…」

目を瞑って長い髪の毛を振り乱す―

美咲の頭の中では、自分が藤堂に激しく突かれているのを想像していた。

「んっ…、ぃや、イっちゃうぅっ!!!!!!」

プシャァっっ、…どぴゅっ…ぴゅ…

「激しすぎて、抜けちまったなァ」

笑いながら旦那が下から胸を揉んできた。

「…だって、気持ち良かったんだもんっ…」

(あなた…ごめんね…)

私はイく瞬間、わざと大きく弾んで意図的にペニスを抜いた。

今、妊娠するわけにはいかないのだ。

妊娠してしまったらもう二度と、不妊外来に行けなくなってしまうのだから…


―終わり―


不妊外来へようこその最初へ 不妊外来へようこそ 7 不妊外来へようこそ 9 不妊外来へようこその最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前