二人の満員電車-4
やっぱり、痴漢・・・?
ここまで来ても、まだ友里は信じられなかった。
その手は、友里が黙ってるのをいいことに、段々エスカレートし始めた。
おしりを上下に擦っていた手は下に下り、太ももを撫で始める。
ぞわぞわと、鳥肌が立つ友里。
ポールを握る手に力が入る。
『A組で、やられちゃった子がいるんだって・・・』
この間のクラスメイトとの会話が脳裏に浮かぶ。
『やめて・・・』
そう言いたくても恐怖で声が出ない。
太ももを撫でている手とは別に、背中からわきの下をくぐって
胸の膨らみに手が伸びてきた。
セーラー服の上から胸をぎゅっと掴まれ、思わず声が出る。
「あっ・・!」
太ももをまさぐっていた手はスカートの中へ・・・。
ショーツの上からおしりを撫でられ、ビクッと反応する。
胸を掴んでいた手は弧を描くように、さわさわと動き始めた。