華麗なる奴隷秘密倶楽部 第7章-1
(8)
私は強引に、自分流のやり方で歌手の麗子を自分の女にした。
しかし、(女にした)からと言って、
まだ彼女に、本格的にSM的な行為は何もしていない。
この部屋に来て抱き合い、キスをし、立ったままで麗子のショーツをつまみ上げ、
それを細くして彼女の割れ目に食い込ませ、
無理矢理に私の勃起したペニスを麗子にしゃぶらせ、フェラチオをさせた。
この程度である、まだ始まったばかりだ。
しかし、今までの麗子に初対面の男で、
いきなり、こんな破廉恥で乱暴な行為をした男は居なかっただろう。
それが私だった、ということである。
物には順序というものがある。
女に、その場の雰囲気を感じさせ、適当なタイミングを見ながら、
緻密に計算し、じっくりと相手をその気にさせ、
逃げる術も無いほどに堕とし、最適の方法でそれを実行するのみである。
だが、それは待っているだけでは何も起こらない。
それを自ら考えた方法で編み出し、最高の餌食となる女を焦らずに、
じっくりと陥落させていくのである。
餌食となる女には、個々に感性や好み、性癖があり、
感じるポイントはそれぞれの女で異なる、それは女が持つ個性とも言える。
それらをつぶさに観察しながら瞬時に判断し、遂行するのである。
これこそがS男の仕事であり、まさに醍醐味でもある。
こうして、
私は落ちぶれたとは言え歌手である麗子を、自分の手中に収めた。
しかし、それを継続し、彼女を完全に自分のM奴隷にするには、
本当の意味での、これからが勝負であり、そのやり方で決定的になる。
私はその麗子を、どう調教するかという楽しみはあるが、
不安などと言うものは微塵にも感じていない。
有るのは、Sとしての飽くなき欲望だけである。
それは今までに数え切れない程の女達との経験であり、
自負でもあるからだ。
そして、言えることは、麗子はその女達の中でも、特別の女だと言える。
しかし、彼女にはそういう意味ではまだ何も与えていない。
それをこれから与えようというのだ。
私の動物的な直感がそのように閃き、感じるのである。
久しぶりの、高根の花の女を前にして私は興奮し、
これ以上ないようにペニスを勃起させ、固くしていた。
麗子は部屋の中に全裸姿で立っていた。
手を後で重ね手首を縄で縛られている。
私の指で局部を執拗に触られ、すでに感じていてそこは濡れていた。
美しい顔は紅潮し、虚ろな眼が泳いでいた。
その表情はセクシーであり、
それが、歌うときに見せる熱のこもった感じに似ていて、
私はぞくっ・・としていた。
先程からの行為で、彼女の膣の中を2本の指で掻き回し、
麗子はもう完全に逝き顔になっている。
私は彼女の感じて固くなっている乳首を摘み、ゆっくりと指で転がした。