最高の玩具2-1
更衣室兼事務所を出て直ぐに…。
俺は携帯電話を取り出してこの前、ゲットした智花ちゃんの番号をプッシュする。
も…もしもし?――。
智花ちゃんの訝しげるような声が携帯電話を通して聞こえてくる。
「大事な事を伝えるのを忘れてたよ」
名乗りもせずにニタニタとした声を上げる俺。
はっ……――。
微かに怯えたような声を上げる智花ちゃん。
くくっ…その驚き、怯えた顔が目に浮かぶ。
絶対に人に言わない事。
バイトを辞めない事。
通学経路や時間を変えない事。
これらの約束を押し付ける俺。
智花ちゃんは黙って聞いているが…。
智花ちゃんがそれらに抵抗を示せない事は最初から確信していた。
だが敢えて…。
「もし…破ったらねぇ…桃ちゃんがおまんこ、しまくってる映像バラ撒いちゃうよ」
やぁぁぁ!――。
この俺の言葉…かなり効果があったようだ。
携帯電話の向こうから響く智花ちゃんの甲高い悲鳴。
「凄いよ桃ちゃん、ちんぼこだけじゃなくて…色んな物を突っ込まれて、よがり狂ってたよ」
勿論この話をしたかった俺…悲鳴くらいでは言葉を止めない。
うそぉうそぉぉぉ!!――。
泣き声のような声を上げて桃ちゃんを庇い続ける智花ちゃん。
いい感じだ。
「本当だよ…気持ち良すぎて、おしっこまで漏らしちゃったんだから、今度見せてあげるよ」
ニヤつきながら卑猥な話を続ける俺。
………――。
言葉を失う智花ちゃん。
「ん?どうした?智花ちゃんも変な気分になってきちゃった?」
卑猥な響きで責め立て続けてやる。
そ…そんな…そんなっ――。
なかなかのうろたえっぷりの智花ちゃん。
こりゃあ…本当に願ったり叶ったりの映像が撮れるかもしれない。
「凄いんだ…桃ちゃん…最初は嫌がっていたのに自分から腰を振って、俺のちんぼこをしゃぶったりするんだよ」
俺は智花ちゃんのウィークポイントを卑猥な言葉で突きまくる。
そ…そんなの…――。
心なしか智花ちゃんの声が荒くなってきた感じだ。
そろそろ頃合かも知れない。
「それじゃあね…これから桃ちゃんとおまんこしてくるから」
俺はそう言うと何かを言いかけている智花ちゃんの言葉を無視して電話を切った。
そして駅に向かい始める俺。
桃ちゃんが待っているのは本当の事であった。