最高の玩具1-3
「ありがとう…ございました」
そしてお客が帰ると…次を待つお客はいない。
智花ちゃんは恐る恐ると言った感じで俺の方を見ると…。
『やめて下さい』
声は出さずに泣きそうな瞳と唇でそう言っている。
それにニヤついて応える俺。
俺も声は出さすに『止めないよ』と言ってやる。
顔を歪める智花ちゃん。
『そんな!』
その顔はそう言っているようだ。
そんな無言のやり取りが続いていると次のお客がやってきた。
気を取り直して、再び接客にあたる智花ちゃん。
ラッキーにも今度のお客はカウンター下段にあるショーケースの中のサラダを注文してきた。
それを取り出すのは俺の仕事。
そして取り出すにはカウンターの此方側でしゃがむ必要がある。
しゃがみ込んだ俺。
カウンターの裏側のショーケースの引き戸を開けながら。
智花ちゃんの細いふくらはぎをネチネチと撫で上げてやる。
ピクッと震える智花ちゃんの細い脚。
カウンターの上では智花ちゃんはさぞやいい表情をしている事だろう。
ならばサービスとばかりに。
俺はショーケースの中のサラダに手を伸ばしながら、ベロリと智花ちゃんのパンストに包まれた横脛の辺りを舐め上げてやる。
「ひぃ!…ひ…っく」
カウンターの上から再び聞こえる短く小さな智花ちゃんの悲鳴。
そして今回はしゃっくりをするフリをして誤魔化している。
サラダを取った俺は…。
トドメとばかりに、立ち上がる際に智花ちゃんのスカートの中に空いている手を差し込む。
ユニフォームのスカートはクリーム色のキュロットスカートの為。
股ぐらまで手を差し込むのは難しい。
だが太もも辺りまでなら簡単に触れる。
俺の指先が太ももに触れたとき。
「はぅ…」
ついには身体をかわす様な動きをしてしまう智花ちゃん。
自然…キュロットスカートの中から抜け出る俺の手。
そのまま俺も立ち上がっている。
お客は俺がよろけて智花ちゃんにぶつかった…くらいに思っているのだろう。
これと言って気に止めてる様子はない。
だがここは…。
俺は手早く商品を袋詰めすると、お客には早々にお引き取り願う。
そして…。
少しキツい顔で智花ちゃんを睨みつける。
睨み返してくる強さは智花ちゃんにはない。
泣きそうな顔を背け、俺の視線から逃れるようにしている。