受け入れるということ-4
ゴク…
愛梨は、意を決して右手を伸ばすとパジャマをめくり姿を現した下半身に驚いた。
今まで嫌な気持ちが強過ぎてまじまじと見たこともなかったそこは、まだまだ10センチ程しかないにしろ完全にいきり立ち、いやらしい蜜を滴らせている。
『…ぁ』
視界に映るそのなんとも言えずいやらしい物体に、愛梨の鼓動は益々早くなる。
右手をそっとその表面に滑らせると、やんわりとした刺激が腰から背に駆け上がって、思わず声が洩れる。
…やだ…っ
こんな…はしたない声……
でも……でも……
すっともう一度同じように指を滑らせると、ゾクゾクっと背筋に快楽が走り抜ける。
『…はあぁ…っ』
何度かそれを繰り返すと、手のひらで握るようにソレを持ち先端を親指でクリクリと触れてみた。
『…くぅ…ん、』
新たな感覚に身震いした愛梨は、色々な角度や力加減で気になった場所を触り続け、そして最終的に握った手のひらで上下するピストンに辿り着く。
『はあ…ぁ、ああっんく…ふっあっあっ』
上下する速度が早まるにつれて、次々と零れ落ちる甘い声。
『ぁあっ…ああっああぁっ…でっ…出ちゃうっ』
ビュッビュクッ
吐き出された白濁と、全身に痺れ渡る感覚にきつく目を閉じたまま震える愛梨。
程なくして収まった痺れに、ほっとして目を開けると飛び散った白濁で手と床、パジャマを汚してしまったことにやはり少し後悔した。
『はあ…』
溜め息をついて放心している頭に、再びあの女性のものと思われる声が聞こえる。