知識と無意識-5
…新しいコンテンツ……?
最初に見た時は明らかになかった場所に出現したそれは、きつめのピンク色の太字で存在を主張している。
気分も沈み、もう読みたくないはずのサイトだったが、何故か気になってクリックしてしまう。
『………っ』
画面に現れたのは、フタナリ同士が艶やかに絡んでいる画像。
思わず顔を真っ赤にして、一瞬視線を逸らしたが、気になって再び視線を戻すと、そこにあった文字に目を見開く。
『フタナリLOVEレッスン』
明らかに性的なものが感じられるその画面。
普段なら嫌悪感でいっぱいになり、すぐに画面を閉じる愛梨だが、自分でもよくわからないムズムズとした沸き起こる何かに突き動かされるように、文章を目で追ってしまう。
丁寧に画像付きで、性器名称まではっきりと綴られているそれを読み進めるうちに、無料動画もついていることに気がついた愛梨は無意識にそこをクリックして、映し出される映像を見つめていた。
ゴク………ッ
『1人遊びレッスン』と称されたそれは、1人の可愛い顔立ちのフタナリ女性がカメラの前で説明しながら堂々とオナニーをしているものだった。
無意識のうちにのめり込んで見つめる映像。
愛梨の下半身に異常が現れたのは、映像の中のフタナリ女性のイチモツから我慢汁が垂れ落ちるのを見た時だった。
じゅわ……
着替えたパジャマの下から湧き出る何か…。
それが画面のフタナリ女性と同じものだと感覚で理解した愛梨は、誰もいないのをわかっていながらも恥ずかしそうに辺りをキョロキョロと見回してしまう。
しかしまだ抵抗があるのか、触れようとはせず、ただ黙って画面の中の行為を見つめている。
ギンギンに立ち上がった中心を握ったフタナリ女性は、ゆっくりと焦らすように上下して気持ちよさそうな声を洩らす。