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朝比奈愛梨の秘密
【性転換/フタナリ 官能小説】

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知識と無意識-2

『…ぁ…だめ…私…何して…』


駄目だと思う程右手が止まらなくなり、初めて自らそんな行動を取ってしまっていることに、激しく動揺する。


『…や…めな、きゃ…はっ…だめ…』


さわさわ、さわさわ…


時間にして1分ほどした頃、突然突き上げるような激しい衝動が腰全体を包み込んだかと思うと、じゅわりとした液体の感覚がパジャマを濡らしていく。


『…はぁ…は………』


呆然として自体を飲み込めずにいた愛梨は、ただただ波打ちながらパジャマが濡れていくのを見つめている。


はっと我に返ると嫌悪感でいっぱいになり、急いで浴室へと飛び込む愛梨。


嫌…っ


熱めのシャワーを勢いよく浴びながら、どろどろに汚れたそこにボディーソープをたっぷりとつけて、嫌悪感と共に洗い流そうと必死にこすっていく。


嫌…っ嫌だ…っ
こんなものなければよかったのに…っ


そう強く思いながら洗ううち、段々とさっきの感覚は何だったのかと思考が移動し始める。


あの感覚は…
一体なんだったの…?


元々、見た目通りの大人しい性格の愛梨は運動よりも勉強が得意だった為、気になることがあると調べて頭に入れる癖がある。


プール事件の時と似ていたような気がすると思いながら、保健の授業を思い出していたその時…。


『…っ』


びくんっと体が跳ねてしまう程の衝撃を下半身に感じて、慌てて手を離す。


見れば、今まで嫌だという意識のみで乱暴に洗っていたそこが、朝と同じように大きくなっていることに気がついてなんとも複雑な気分になった。



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