1・サイテーなハジマリ-6
「お前、下手だな。いきなり人のポコチン触るなんてよ」
『こ、来ないで・・・!』
肌に触れたら手を叩かれた。
相手に何かされるというのは慣れていないのか?
仕方ない、少し指導してやろうか。
人に教えられる程経験を積んできたって訳でもないんだが、多少はやれるだろう。
「まずは雰囲気を作らないと・・・な」
『え、ええ、何を?』
仰向けにしたリリスの唇に、自分のそれを近付けた。
まずはこうしなくちゃ始まらない。少なくとも、俺の場合は。
『・・・ぁ・・・ッ』
唇を重ねて舌で触れた。
少し離してリリスを見つめ、もう一度重ねる。
「お互いにその気持ちにならなきゃな。どっちか片方だけ盛り上がっても上手くいかないし、楽しめない」
『・・・・・・・・・』
「おい、聞いてるか?」
『聞いてる!今のでに、2回目だし、初めてじゃないし!』
・・・分かりやすいな。
子供っぽい見栄を張るのがなんだか可愛らしくて、髪を撫でてやった。
だから色気を感じなかったのか、なるほど。こんなに立派なものを持っているのに。
『くッあぁ・・・!』
次に乳房を掴んでぐにぐにと揉んでやった。
こんなでかいのは初めてだ。今までのより大きいから、興奮を抑え切れそうに無い。
『い、痛いよぉ!さわんないでそんなところ!』
「じゃあどこがいい?」
『どこもやだ、やめて。痛くしないで!』
「それは我が儘だな。何処にも触れずに快感を、なんて不可能だから」
嫌がっているので暴れるかと不安になったが、抵抗はしてこなかった。
さっきは触れただけで叩かれたが、少しは受け入れるつもりになったかな。
ブラジャーを外そうとしたら嫌がったので、ちょっと残念だが我慢した。
あまりやったら乱暴だとあのカラスが飛び出してくるかもしれない。
『んん、はあ・・・あっ、ああ・・・!』
リリスの柔らかい乳房が波打ち、めり込む指をどこまでも飲み込もうとしてくる。
「気持ちいいか?」
『痛いよぉ・・・もっと優しくしてぇ』
「そうか、嫌じゃないんだな。良かった」
『・・・ばか』
いじけて唇を尖らせるリリス。
さっきからずっと真っ赤になったままの顔を、もっと見つめていたい。
もう少し困らせてみたい、と意地悪な思いが芽生えた。
片手を乳房から離してゆっくり下ろしていき、下着の上から大事な場所に触れる。