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性奴会長藤本玲子
【調教 官能小説】

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性奴会長藤本玲子4-1

「も…もし…もし…」
オドオドと電話に出る藤本玲子。

私よ――。
電話の向こうから聞こえる薄ら笑いを含む低い声。

「はっ…」
思わず息を飲む藤本玲子。
半ば予想はして事ではあるが、その予想通りであった。
そしてその声に電話でありながらも。
背筋を正し緊張に身を震わす藤本玲子。

ねぇ…藤本さん――。
電話の向こうでねっとりと粘ついた声を上げる小笠原裕子。

「な…なんでしょう…か」
早くも藤本玲子の顔は泣きそうに歪み始めている。

あなた…何してたの?――。
まるで藤本玲子がオナニーしようとしていた事を見透かしていた様な小笠原裕子の問い。

「い…いえ…あの…」
ドキッとしながら口籠もる藤本玲子。

なにしてたのよぉ?――。
薄ら笑いを浮かべている様な小笠原裕子。
執拗なまでに問い詰めてくる。

「べ…別に…な…なにも…」
明らかに動揺している藤本玲子ではあるが…。
幸いにも小笠原裕子の前での普段の態度も似た様な物であった。

あらぁ…あんないやらしい画像をあげたのに使ってないの!?――。
面白くなさそうな声を上げる小笠原裕子。

「つ…使う…って…な…何にでしょう?…待ち受けなら…そのままにしてます」
小笠原裕子の言葉の意味は判ってはいたが…。
頑張ってとぼけ通す藤本玲子。

ふ〜ん、いい度胸してるじゃない!――。
苛ついた声を上げる小笠原裕子。
藤本玲子がとぼけている事には気がついているようだ。

「ほ…本当に…判らないんです!」
泣きそうな顔のまま携帯を掴み。
必死に小笠原裕子に訴えかける藤本玲子。
それは小笠原裕子に対する嘘でありながらも、自分にも本気でそう言い聞かせている…そんな言葉であった。

だが…。
ふん!まぁいいわ!明日きっちり教えてあげるから!ピッ――。
そんなに甘い小笠原裕子でなかった。

「…………」
電話が切れた後も呆然とするしか出来ない藤本玲子だった。


「ムカつく子ね!」
電話を切ってもなお、小笠原裕子は苛立たしげに呟いている。
「ほんとムカつく!」
派手にデコレーションされた携帯をベットに投げ出す小笠原裕子。
学校から帰ってきたばかりである為、ブラウスの上に紺色のジャケットスーツを羽織りタイトスカートもそのままであった。
ただそのタイトスカートの中。
ムッチリと太い腿の間はムカついているせいかグッチョリと湿り。
淫猥な匂いを辺りに漂わせている。
「ホントに!」
プリプリと怒り続ける小笠原裕子。
立ち上がり投げ捨てた携帯を拾いあげると部屋から出ていった。



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