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性奴会長藤本玲子
【調教 官能小説】

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性奴会長藤本玲子3-4

「はぁ…あぁ…んん…」
虚ろに開いた瞳で天井を見つめながら…。
股ぐらに差し込んだ指先を円を描く様に動かし続ける藤本玲子。
『羨ましいんでしょ』
藤本玲子の脳裏に小笠原裕子の嘲笑う様な低い声が蘇ってくる。
その声に答える事はないが…その声に応える様に。
タオル生地のショートパンツに包まれたムッチリとした下腹部。
その股ぐらの膨らみを夢中で擦り上げる藤本玲子。
「ハァ…んっ!はっ!ハァ…」
膝を立て太い内股を開いた藤本玲子…荒い息遣いに交じり喘ぐ様な声も上げ始めている。
「あっ!あぁっ!あぁ…」
擦っている柔肉が熱く潤んできているの感じながら…。
藤本玲子の脳裏に浮かんでくるはさっきの夢や小笠原裕子の事だが。
なるべく、その辺りの事は考えないようにして。
ただ…ただ…股ぐらの快感だけに集中した。
こんな時間からオナニーに耽っている事自体恥ずかしいのに…。
あの夢や小笠原裕子の事をオナニーのオカズにするのは…。
あまりに異常な事と思えて仕方ないからだ。
だが…幾らそう思っても小笠原裕子から与えられる。
度の過ぎたセクハラの数々が頭から離れないのも事実であった。

そんな思いを吹き払うよう…もっと強い刺激を求め。
ショートパンツのボタンを外す藤本玲子。

そのショートパンツの中に手を滑り込ませた時だった。
ブゥゥゥ!――。
ブゥゥゥゥッ!――。
机の上に投げ出しておいた携帯電話が唸り始めた。

「えっ…え!?」
突然の事に高まっていた気分を削がれる藤本玲子。
ノソノソと身体を起こすと唸り続ける携帯に手を伸ばす。
見た事のない番号が着信している。
眉間にシワを寄せて携帯を見つめる藤本玲子。
邪魔をされた感はあるが…。
それよりももっと嫌な予感が藤本玲子の心に沸き上がる。
もし…そうなら。
出ない訳にはいかない。
藤本玲子は震える指先で携帯の通話ボタンを押した。


つづく


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