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愛しのお菊ちゃん
【ホラー 官能小説】

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愛しのお菊ちゃん8-5

「気持ちよかった?」

「はぁ…はぁ…は…はい…とても…」
僕の問いかけに息を乱しながらもニッコリと答えるお菊ちゃん。
そして…。
「で…でも…まだ…俊樹さまのが…」
何ともお菊ちゃんらしい催促の仕方だった。

もちろん僕はその後、しっかりお菊ちゃんの催促に答えた。
ってか応えまくって四回もしちゃった。


朝、目が覚めると裸で寝ていた僕。
キッチンからまたいい匂いが…。

「おはよう!お菊ちゃん」
キッチンには僕の朝食を用意するお菊ちゃんの姿が…あぁ夢みたい。

ニコッリと振り返るお菊ちゃん。
けど…いつもの着物姿だ。

僕はお菊ちゃんが遠慮してるのかと思って…。
「あれ…Tシャツ着ててもいいんだよ」

「アレは寝る時に着る物にございますでしょう、なれば起きて着替えるのは当然でございます」
わっ…きっちりしてるね、お菊ちゃん。
でもそんな生真面目のトコが益々可愛い。

そうして。
すっかりキッチンの使い方をほぼ覚えたお菊ちゃんの手料理をおいしく食べ終えると。
学校に欠席の電話をした僕。
普段からズル休みなんてした事がないから、すんなり受付られて。
今日一日はお菊ちゃんと…。
お菊ちゃんの大好きなテレビを見てまったりと過ごした。

お菊ちゃんも途中、テレビの中の黄門様に…。
ははぁぁぁ…って感じで正座して深々とお辞儀をしたりしてたけど。
心の底からテレビを楽しんでいたみたいだった。


つづく


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