「公園の泡姫」-5
「せっかく明日香ちゃんに洗ってもらうのに、あんまり汚いと申し訳ないから…」
照れ臭そうにそう答えた男は、先週、仕事を見つけてホームレスを抜け出していった。失業が原因で離婚し、生きる張りを失ってホームレスになった彼は、明日香と肌を合わせたことで、生きていく自信を取り戻したのだった。
それでも、不況の深刻さと政治の無策は、公園の住人を増やす一方だった。完全失業率は5%台で高止まり、失業者数は増加し、有効求人倍率は過去最低水準を更新している。一番手の男もそんな「新顔」の一人らしい。
汚れた頭を洗ってやり、普通にタオルを使って男の体を洗った後、明日香はボディソープを手にとった。タオルは既に真っ黒になっており、一人ごとに使い捨てにせざるを得ない。金盥にも垢がびっしりと浮いている。
ボディソープをたっぷり胸に塗りつけると、明日香は、座っている男の背後から抱きつくようにして、泡まみれの身体を密着させる。乳房を使って男の背中を洗うのだ。
「おう、おおっ!」
男が戸惑いと喜びの入り混じった声をあげる。ヌルヌルした感触とともに、柔らかな肌が押し当てられ、乳首が背中に妖しい軌道を描いていく。
「失礼します…」
明日香の手が伸び、男のペニスを両の掌ですっぽりと包んだ。明日香の手に握られた肉棒は堅くなり、天を突いて勃起している。彼女は、しなやかな手で上下にしごくようにして、それ洗った。
「ううっ…」
呻き声とともに、男の怒張がビクンビクンと跳ねる。
「こりゃあ、すげえ!」
口をポカンと開けて見ていた松吉が、思わずそう叫んだ。
明日香は、男の前に回る。女らしい薄い掌と細い指が、肩や首筋を丁寧に洗っていく。
再びボディソープを手にとった明日香は、それを泡立てて自らの股間に塗り込んだ。そして、男の膝に乗り、陰部を擦り付けるようにして、膝から腿を洗っていく。ソープを含んだ陰毛と柔らかな肉襞の感触が男をゾクゾクさせる。
男の目の前で乳房が揺れる。美しく揺れるバストに、思わず男は手を伸ばしそうになり、慌てて手を引っ込めた。
「いいですよ。どうぞ…、触ってください…」
明日香は男の手をとって、自分の胸にあてがった。
キメの細かい柔肌を確かめるように撫でた後、男の手は膨らみを揉みしだいて、柔らかさを味わう。手のひらの中で、双乳がぷにゅぷにゅと形を変える。太腿の上で明日香の腰がくねっている。
次は両手である。腕を股間に挟んで洗った後、泡まみれになった指を一本ずつ膣内に入れて壷荒いする。
興奮した男は、差し込んだ指をかぎ型に曲げ、媚肉をグルグルとかき回した。
「ううっ…、ああん…」
明日香が目を瞑り、呼吸を荒くして腰をくねらせた。膣が収縮し指を締め付ける。男は肉襞をこねくりまわしては、淫らにズポズポと抽送する。
「ああっ…、あまり激しくしないで…、洗えません…」
たまらず腰を左右にローリングさせながら、明日香が喘ぎ声で哀訴した。
「おい、すごいぜ、こりゃあ!」
松吉が興奮した声をあげた。
「あなたも、初めてですね…」
そう言って、明日香が松吉の前に跪いた。松吉は7番目を引き当てた。洗ってもらえるのは十数人が限界だ。これだけのホームレスが集まるようになると、もとから見物するだけの者を差し引いても、文字どおり貴重な「ラッキー7」である。
明日香は松吉の足を捧げ持つようにして、丁寧に舐め洗いしていく。自分の足指の一本一本を口に咥えてしゃぶる美少女の姿に、松吉の優越感が刺激される。こうした優越感が、それまで社会から痛めつけられてきたホームレスたちを癒すのだ。
明日香の両手が松吉の陰茎を柔らかく掴み、唇の先でそっと触れた。美しい唇を割って出た舌が亀頭を這う。
松吉は、明日香が己の男根に舌を触れさせたことに感激した。可愛い女の子に舐めさせていると思うだけで、自然と血流が下半身を痺れさせる。
明日香が鈴口を舌で突付き、カリの裏側へと舌を這わせ、びっしりと溜まった恥垢をきれいに舐め取っていった。