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「公園の泡姫」
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「公園の泡姫」-3

「おおぅ…」
「おおっ!」
 男も周りにいたホームレスたちも、一斉に驚きの声をあげた。 
 明日香は、参考映像だと言って見せられたビデオを思い出しながら、ぎごちなく体を動かし始めた。それは、ソープ嬢のテクニックを撮ったビデオだった。
 明日香は男の肩に腕を回し、しがみつくようにしながら、ローションを塗った乳房を、男の背中に擦り付ける。柔らかな膨らみが押し当てられる感触に、男の表情がだらしなくとろける。
 背中を擦った後、男がマットの上に仰向け身を投げ出すと、
明日香が寄り添ってきた。柔らかな乳房が腕に軽く押しつけられる。
「今度は、前にローションを塗りますね…」
 言いながら、明日香は全身を使って、男の肌に滑らかな肌を擦り付けてきた。二人の身体にべっとりとついたローションが黒くなっている。男の肌にたまった垢が落ちきっていないのだ。
 明日香は男の脚を太腿に挟み、男の太腿から脹ら脛を、股間を擦りつけるようにして洗っていく。
「アソコが当たってるの、わかりますか?」
「うんうん…。」
 男がうれしそうに頷いた。
「それでは、仕上げの壷洗いをさせていただきます。」
 そう言うと、明日香は仰向けになった男の体に跨がった。
 明日香は細っそりした指で肉棒を掴み、コンドームをかぶせた先端を自らの秘唇にあてがった。秘孔は怒張を飲み込み、男の亀頭が明日香の穴を広げていく。
「んっ…、あ…、あっ…」
 小さな声をあげて、明日香がゆっくりと腰を下していく。男のペニスが佳織の膣内に完全に埋没した。
「あっ、あっ、あん…」
 明日香は可愛い喘ぎ声を漏らしながら、腰を上下に揺すり始めた。サラサラの髪がハラリと頬にかかる。男の目の前で、お椀のような双乳がプルンプルンと揺れていた。男は思わず手を伸ばし、乳房を両手で揉みしだく。
「あっ、あぁ…、あぁぁ…」
 明日香はなまめかしい声をあげながら、しきりに腰を揺すった。時折、男が腰を突き上げると、喘ぎ声が裏返って掠れ、膣がキュッキュと締め付けた。
「あっ…、やんっ…、あ…、あん…、あんっ…」
 目を閉じ眉根を寄せ、よがり声をあげる明日香。頬は紅潮し、可愛らしい唇が半開きになっている。
「ううっ、いいぞっ!」
 明日香の悩ましく艶っぽい表情に、男の昂奮も最高潮に達した。若い美女が全裸で馬乗りになって、自分とセックスしている。そう思うだけで、男は暴発してしまった。
「気持ちよかったですか?」
 呼吸を整えながら明日香が尋ねる。男は満足げな表情で答える。
「おお、気持ちよかったよ。」
「来週も来ますから、また来てくださいね。」
「もちろんだとも。」
 男はボロボロの服をまといながら、嬉々として答えた。
「じゃあ、次の方どうぞ…」
 水飲み場の水で身体を洗い流した明日香は、居並ぶホームレスに声をかけた。男たちは我先に明日香に近づき、押し合いへし合いして列を作った。

 沈みかけた夕日に照らされ、金盥を抱えて公園を後にする明日香。
 爽やかな初夏の風が吹いてくる。その途端、ホームレスたちの臭いがあたりに漂った。思わず周りを見回したが、そこにホームレスの姿はない。この臭いは明日香の肌に染みつき、自分の体から臭ってくるのだ。
 明日香は両手で顔を覆い、その場にしゃがみ込んで泣き始めた。
 あと4回、公園のホームレスたちを相手にこんな恥ずかしい奉仕を続けなければならない。それが、犬飼が彼女に与えた補習だった。


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