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「公園の泡姫」
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「公園の泡姫」-11

「さあ、何してるの?いつもみたいに舐めなさい」
 躊躇する明日香を犬飼が叱咤する。明日香は目を閉じて、美しいピンク色の舌を差し出した。
 つらそうに眉根を寄せ、唾液にキラキラ光る舌先で、おずおずと二度三度、肉の胴体を舐める。
「そんなふうに、嫌々やってるようじゃ、全然ダメね」
 犬飼が冷たく言い放った。
「大丈夫か、明日香ちゃん!」
 テントの入り口から、松吉の声がした。見ると、ホームレスたちが心配そうにこちらを見ていた。
「無理しなくていいよ」
「嫌なら、やめちゃえばいいんだぜ…」
 その言葉で、かえって明日香の決意が固まった。自らの心身を投げ出して、彼らとのつながりを作って来たことは、辛さもあったが、貴重な経験だった。それを、ここまできて、投げ出すわけにはいかないと思った。この老人にサービスができないのなら、彼らにしてきたことも嘘になる気がした。
「お爺さん、気持ちよくなってくださいね…」
 そう言うと、明日香は老人の陰茎に指を絡め、優しく撫でた。
「うぅ…」
 老人が声を漏らした。無反応だった男根が徐々に堅くなってくる。
 明日香は、二本の指で棹を甘くしごきながら、雁首の付け根から縫い目にかけてを、さも愛しそうに舌で突いたり、擦りあげたり、しゃぶったりする。意識はぼんやりしていても、身体はきちんと反応するらしく、老人は気持ちよさそうな唸り声をあげた。
 明日香は次第におぞましさを忘れ、情熱的な愛撫を注ぎ始めている。丹念に唾液を吐きかけ吐きかけ、肉棒全体をヌラヌラと舐め回すと、今度はゆっくり口腔に含んでいく。
 その様子に、テントの入り口から覗いていた松吉たちが、ゴクリと唾を飲んだ。
 明日香は地面に敷いた段ボールに老人を仰向けにすると、その上に多い被さり、枯れた老人の肌に瑞々しい肌を重ね、柔らかな体を絡ませた。
 ヌルヌルした石鹸の感触とともに、抱きつくようにして体を滑らせたあと、シックスナインの姿勢をとった。
 柔らかな身体を老人の身体に押し当て、腰を抱き抱えるようにして肉棒に懸命に奉仕する明日香は、枯れて冷えきった老人の腰の奥から暖かい快感を徐々に引き出していくようだった。
「んっ…」
 明日香は突然、局部を枯れ枝で突かれるような感触を覚えた。

 陰茎を包み込む、柔らかな濡れた感触に、男の意識が徐々に覚醒していく。
 目の前にあるそれは、若い娘の性器だった。本能に誘われるように、男は指を伸ばした。大陰唇の柔らかな弾力が指先に伝わる。
 指先で陰毛を梳き上げ、陰唇の両の膨らみに指をかけ、左右に開いて見た。艶々したピンク色の粘膜が露わになった。
(舐めたいっ…)
 本能の命じるままに、男は娘の腰を抱き抱えるようにして、
濡れた女性器に舌を押し込んだ。
「ああっ!」
 男の腰のあたりで、若い娘の切なげな声があがった。忘れていた官能が記憶の底から呼び起こされる。
 ピンクの肉襞を舐めながら、溢れ出す女の体液を舌先で掬い取る。唇全体を密着させて舐めているので、鼻先が土手の陰毛に触れる。娘の陰毛は薄く、膨らみの頂に縦長に生えていた。
土手の麓はうぶ毛だけでつるりとしている。
 膣の中に指の付け根まで挿入してみる。娘の身体がビクっと震えた。男はそのまま、膣粘膜の感触に遊ぶ。入り口の膣筋がギュッと締まった。
 男はクリトリスを剥き出しにし、舌先でピンクの小粒を転がし始めた。指は濡れた粘膜をかき乱す。
「うふん、うふん…」
 娘が鼻にかかった甘い吐息を漏らし始めた。
 とうとう我慢できなくなり、男はムックリと身体を起こした。


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