性奴会長藤本玲子1-4
トン…トン…。
控え目な感じで生活指導室のドアがノックされる。
「入りなさい!」
高圧的な感じで言い放つ小笠原裕子。
「し…失礼します…」
蚊の鳴く様な声で言いながら、藤本玲子が大きな身体を縮こめる様にして入ってきた。
「藤本さん…さっきはなあに?みんなの前で反抗なんかして」
小笠原裕子は椅子に座ったまま、藤本玲子を見上げる。
「そんな…わ…私…反抗なんて…」
藤本玲子は泣きそうな声をあげる。
「私の言葉にすぐに従わない事を…反抗と言うのよ」
小笠原裕子は組んで投げ出した方の脚のハイヒールの爪先でスクールタイツに包まれた藤本玲子の脛を擦りながら言う。
「す…すいません…」
消え入りそうな声で謝罪の言葉を口にする藤本玲子。
「生徒会長たる者は他の生徒達の見本にならなければいけないの…貴女、生徒会長としての自覚が足りないんじゃないの?」
小笠原裕子は藤本玲子の脛を擦っていた爪先を上へ上へ上げてゆき、スカートの裾まで届く。
モジモジして立ちつくす藤本玲子。
「まったく…わかっているの?」
小笠原裕子は自分のタイトスカートの事は全く気に留めない様子で更に爪先を上へと上げてゆく。
藤本玲子のスカートの裾は捲り上がり、スクールタイツに包まれた太い太腿が露わになる。
「わ…わかりましたぁぁ」すでに半ベソの藤本玲子。
鼻をすりながら答える。
ニヤリと笑いながら立ち上がる小笠原裕子。
小笠原裕子も大柄の方で。
身長だけならハイヒールの分、藤本玲子よりも背が高いくらいだ。
「本当にわかっているの?自覚が足りないから…みんなの前でショーツに染みを作ったりするんじゃないの?」
横に回りこんだ小笠原裕子が、藤本玲子の耳元に顔を近づけて囁く。
「……!」
驚いた様に小笠原裕子の方をみた藤本玲子が半ベソの顔を更に歪める。
「みんなの見ている前で股ぐら…濡らして、本当に変態な生徒会長さんね。」
嘲笑う小笠原裕子。
「そ…そんな…ぬ…濡らしてんな…いません…。」
泣きそうな藤本玲子。
必死な声で訴えかけている。
「嘘おっしゃい…あんなに濡らしてたクセに…なんなら今…チェックしましょうか?」
小笠原裕子は意地悪そうに藤本玲子の横顔を見つめる。
「えっ?……そ…そんな…やめて…下さい」
小笠原裕子の言葉にしどろもどろになりながら弱々しい抵抗を見せる藤本玲子。
「なんで?ダメなの?ショーツの股の所が濡れているか?どうか?調べるだけよ」
泣きそうな藤本玲子を嘲笑う様な小笠原裕子の冷たい言葉。
「そ…そんなの…困ります」
「あらぁ?何で困るの?ショーツが濡れてるからじゃないの?正直に言いなさい!」
小笠原裕子が追い討ちをかける様に声のトーンを上げる。
メソメソと泣きだす藤本玲子。