後輩は性奴隷……9-8
「欲しがってた首輪だ。嬉しいか?」
「わ……わん。ひぐぅっ!」
臀部に平手をくらい、またしても結衣は悲鳴を上げる。
「犬は嬉しい時どうすんねん」
「ぅぁ……はぁ……」
小さく声を洩らしつつ、ゆっくりと腰をくねらせる結衣。
そんな彼女の健気な姿に、突き放しているはずの俺が動揺した。
「そうそう。エサもしっかり食え?」
その動揺を振り払うように、平手を浴びせる。
「はああぁっ! わん、んっ!」
尻を振りながら結衣は犬食いを再開させた。
「ちゃんと舌で綺麗にしろっ」
「わん! わんわん!」
具材のなくなった皿の中をペロペロと舐め回す結衣の姿は、俺が抱く興奮と愛しさを昂らせていった。
「欲しいか?」
四つん這いの結衣の前に仁王立ちになる。
「わぁ、わん……」
息を切らしながら小さく吠える結衣は、つぶらな瞳で俺を見上げた。
「なら、その欲しいものを一生懸命舐めまわせよ」
服を脱いで下着だけになる俺を、躊躇いの眼差しで見つめ続ける結衣。
いつもしている口舌奉仕にすら、下手に踏み出せない程の恐怖が生まれたのだろうか。
「わんっ……」
嬉しさのアピールである腰振りをし、あろうことか結衣は立ち上がった。
ものわかりが良いはずの彼女が。
「ゆ、結衣……んっ」
彼女は何も言わず唇を重ねた。
俺の唇を割って舌を捩じ込み、口の中を貪欲に舐め回す。
「んはぁっ……はんん……」
名残惜しそうに離れた唇は頬にくっつき、再び舌が出てくる。
それは頬から耳、首筋に下りていった。
舐め残しが無いように、舌の腹を使って丁寧に肌をくすぐっていく。
結衣………。
先程の躊躇いは、俺の望みと反する行為をすることを悩んでいた証。
二の腕から指先へと舌を滑らせる彼女。
その舌は、俺の体を隈無く這い回っていくのだろうか。
指先を丁寧に舐めた舌は、手の甲から登り始め、背中の方へ向かっていく。
手を後ろで組んで、手は使わないと意思表示している。