後輩は性奴隷……9-7
俺は結衣の気持ちには答えられない。
たとえ俺が、彼女に特別な感情を持っていたとしても……。
「はむ……ん……」
結衣は全裸だった。
床に手足を付く彼女は、床に置かれた皿に顔を近づけて野菜炒めを食べている。
無論、手を使わずに。
犬のように扱われたいと言った結衣の要望に応え、犬食いを命じたのだ。
でもそれは表面上の理由。
本当は、結衣を諦めさせるために強いる行為の一つにしか過ぎない。
今結衣を突き放しても、彼女は聞き入れてくれないだろう。
それは昼間の事で理解している。
だから俺は、彼女から離れていくように仕向けようと考えた。
自分に歯止めが効く、今のうちに……。
「実はな」
早々に食べ終えていた俺は、一生懸命にエサを頬張る結衣の傍らに鞄を置いた。
例のアタッシュケースだ。
「はぁ、はぁ、……」
紅潮させた顔を上げ、興味と躊躇の瞳を俺に向ける結衣。
その表情には何も答えず、鞄を開けた。
「……っ」
言葉を失っている結衣の背筋が、一瞬小さく震えた。
「中古品やけど、お前みたいな変態には丁度いいだろ?」
敢えて使い古しだと伝える。
目的は結衣を満たすことではなく、むしろ切り刻むことにあるのだから。
「……はい」
小さく呟いた結衣の尻に手を置く。
「犬になりたいんじゃなかった?」
尻に置いた手を振り上げ、しならせた。
「はぅぅう!」
今までのように手加減はしない。
思いっきりひっぱたいた尻肉はみるみる赤くなった。
「ほら、犬は何て啼くんだ?」
「わ、わん……」
「そうそう」
結衣の首に犬の証を飾り付けていく。
彼女は、俺の動作一つ一つに不安げな顔色を浮かべていた。