後輩は性奴隷……8-9
「んんっ! んんむっ!」
乳首を摘まむ指に強弱をつけ、その度に様々な表情を見せる結衣。
柔らかく張りのある双丘を前から掬うように持ち、荒々しく上下に揺さぶると、射精感を伴う快感が肉棒を覆っていく。
「んっ! んんぅ! んぅぅ!」
再び下腹部を足で押し上げると、結衣は首を横に振りながら許しを乞う眼差しで俺を見詰めた。
その顔がたまらない。
意図的なものか無意識なのかは不明だが、確実に快感を煽られている。
「くっ……」
ブルブルと小刻みに震えた肉塊の中を、溢れ出る快感が上り詰めていく。
そして、待ち構えている結衣の口の中へと発散され、ゆっくりと咽下されていった。
「んんっ! んんんっ!」
後始末の途中で結衣にも限界が訪れたようだ。
下劣な破裂音と共に、鼻をつく臭いが立ち込める。
愉悦と恥辱にまみれた彼女の瞳に、空虚だけが写り込んでいた。
次の日。
連休最後の日だというのに、全然リフレッシュ出来ていない。
むしろ、神経が磨り減った感じさえする。
朝方結衣を見送った後、夕方からのバイトに備えてもう一眠りしようと、ベッドでゴロゴロしていた。
結局、結衣に対する謎は謎のままで、未だに何もわからない。
彼女がして欲しいと言ったことを思い出してみるも、今の俺から推測した過去の俺の行為を捻り出したのかもしれない。
ある程度要望には答えられる。
意固地な拘りを捨てれば、道具だってすぐに使ってやれる。
そういうことを望む根っからのマゾヒストな可能性もある。
むしろそれが有力だ。
性奴隷という身分を求めてきたのは結衣なのだから。
でも……なんで俺だったんだ?
ドSだから?
さすがにそれだけでは、そこまでの原動力を生まないだろう。
俺が結衣の性欲を満たし得る人物だと知っていたのか?
でも初めて関係を持った時、彼女は俺を試していた。
自分に相応しいサディストなのか確認していた。
「だぁああーっ!」
大きな声が反響する。
考えれば考えるほどに、違和感だけが積み重なっていく。
でも、考えずにはいられない。
ついに俺は、眠りに就くまで結衣のことばかり考えていたのだった。