後輩は性奴隷……8-7
「あ……の、犬……みたいに扱われたい……それと……道具を使って、意地悪されたり、いろんなところに、ご奉仕したり……」
顔色を窺いながら言葉を選ぶ結衣。
俺の欲求とリンクした具体例を探しているようだ。
なかなか手堅い彼女の様子に、この作戦は失敗を余儀なくされるかもしれない。
だが俺は、とっておきの秘策を用意している。
「じゃあ、こんなのイヤかなぁ?」
結衣と別れたあと、薬局で手にいれた代物。
それを見た結衣は多少なりとも衝撃を受けたはずだ。
「俺は少し興味があってな……まぁ、実際にするのは初めてだけど」
「…………」
結衣の顔つきが変わっていく。
それを求めるメスの顔へと。
俺も初めてだと言ったときの彼女の顔は、どこか優越感のようなものを帯びているように感じた。
それは何故かはわからない。
推測するに、「前の人」にはしなかったことをしてもらえるという想いが結衣に優越感をもたらしたのだろう。
しかしそう考えると、彼女はかなり「前の人」を意識しているということだ。
「何個入れたらいいんだ?」
そう言いながら、差し出された結衣の尻に3個目を向ける。
「ああぁ……」
プクッと膨らんだ部分を押し潰すと、彼女は得も言われぬ声を出した。
便意を催す液体が直腸から流し込まれる。
実際、俺も浣腸を施すのは初めての経験で、どれだけ使えば効果があるのかさっぱりわからない。
「立て」
取り敢えず3個で様子を見るか。
服を脱いでいる結衣に、彼女の着てきたコートを羽織らせた。
5月には似つかわしくないが、夜ということもあって違和感はないだろう。
「行くぞ」
「ど、何処にですか?」
あわてふためく結衣を尻目に、俺は靴を履く。
「散歩や。犬には付き物だろ?」
「これで、ですか?」
全裸で後ろ手に縛られた上にコートを羽織っている結衣は、許しを乞うように言った。
「犬が服着れるだけでもありがたく思えっ」
「うぅ……はいっ。ありがとうございます」
そう言って、結衣も靴を履き始めた。
「前は閉めといてやるよ」
ボタンを掛け、完成だ。
外は薄ら寒いものの、ジャケットで十分な程度だった。
人影のない道を目的地に向かって進んでいく。
暫くは普通だった結衣だが、その歩調は徐々に乱れ始めた。