後輩は性奴隷……5-9
「あっ……んくぅぅんっ!」
またしてもアクメに導かれた真里は、尻を上げたまま脱力しきっている。
「いゃ……イッたとこなのにっ、くふんっ!」
構わずピストンを始めると、真里は体を面白いようにくねらせた。
奥に突きいれる度に、子宮から広がる衝撃波が彼女を快楽の底へ誘っていく。
その証拠に……
「すっごい音。恥ずかしくない? こんな濡らして」
「あぁっ! んんっ! んくぅっ!」
答える余裕すらないらしい。
俺は真里の手を後ろへ引き、手前へ寄せた。
「はああぁんっ!」
上体を浮かされることで、中が先程よりも絞まる。
「も、ダメぇっ! はんんぁっ!」
ゴム一枚を隔て、肉棒が跳ね上がった。
同時に、絶頂を迎えた真里の体も隅々まで痙攣し、シーツに恥ずかしい水溜まりを作ったのだった。
「これでお前も牝犬だな」
俺は真里の中から自身を引き抜いた。
「その……すごく、よかったです」
互いに身形を整え終えた頃、躊躇いがちに真里が言った。
「なら、真里はそういう性癖なのかもな」
「ぁ……」
視線を落とした彼女。
その意味は俺にはわからなかったが、直ぐに理解した。
「今、真里って……」
「あ、ごめん。まだスイッチが入ってんのかな?」
わざとらしく自分の頭を小突いてみせる。
「いい……です。その、名前でも……。私、あまり呼び捨てにされたことないから……」
そんなものなのだろうか……。
そう思いながらジャケットを羽織る。
しかし、この先彼女とどう接していけばいいのだろうか。
理性の崩壊はあまりいい展望を望めない。
朱音との過去がそれを物語っていて、俺はそのことをよく理解しているハズなのに……。
そもそも、結衣のこともうやむやなままだ。
朱音に気持ちを伝えるには、全てにケリをつけなければいけない。
それがケジメってやつなんじゃ……
「……──、あのっ」
「はいっ?!」
何度目かの真里の呼び掛けに、ふっと意識が返ってきた。
どうやら一人呆然としていたらしい。