後輩は性奴隷……5-3
「彼女いるんですかぁ?」
「…………いや?」
一瞬躊躇いを覚える。
俺は嘘は言ってない。
言ってないはずなのに、後ろめたさを感じるのは何故だ?
「じゃあ、いいじゃないですか。お互いフリーですし」
軽いな、たむっちゃん。
酔いも手伝ってるんだろうが、もっと真剣に物事を考えた方がいい。
「脱げ」
「…………え?」
「脱げよっ」
俺は立ち上がり、たむっちゃんを……いや、真里を見下ろした。
真里は固まったまま俺を見上げ、やはり目をパチパチさせている。
「聞こえなかったか?」
「あ……あの……」
視線を落とした真里は、羽織を払ってシャツの裾を掴む。
それを俺は制した。
「ま、こんな感じ?」
と苦笑を浮かべながら。
かなり酒にあてられたのか、彼女の顔は紅く火照っていた。
「な、なんか……」
真里は裾を掴んだまま言葉を紡ぐ。
「なんか今、ドキって……」
「ドキっ?」
「違う……ゾクっていうか、胸が……」
彼女はハッとしたように俺の顔を見上げた。
「脱いでも、いいですか?」
「……は?」
「もっと……もっと命令されたいんです」
意外な展開に俺が焦りを覚える。
「…………好きにしたら?」
そう言うと、真里は本当に服を脱ぎ始めた。
ピンクのシャツをゆっくりと剥ぎ、スカートを下ろす。
童顔とは裏腹に、大人っぽい黒の下着が晒された。
こうなったら、俺もその気になってしまう。
「立って」
俺は真里を立たせ、わざと舐めるように視線を這わせた。
赤茶色のストレート髪が白い肩にかかる。
ニーハイは穿かせたまま、取り敢えず後ろを向かせた。