投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

後輩は性奴隷……
【その他 官能小説】

後輩は性奴隷……の最初へ 後輩は性奴隷…… 23 後輩は性奴隷…… 25 後輩は性奴隷……の最後へ

後輩は性奴隷……5-2

「じゃあ、どーゆーのがお好みで?」

 呂律が回ってないたむっちゃん。

「服従? 従順……」

「何ですか?」

「わかりやすく言えば、犬みたいに言うことを聞く感じ?」

「はあ」

 たむっちゃんは要領を得ないような声で首を傾げる。

「脱げと言えば脱いで、舐めろっつったら舐める。恥ずかしいことをさせたり、言わせたり……」

「へぇ〜……」

 へぇって、お前。
 流れが掴めず、俺は頭の後ろを掻いた。
 気付けば喫煙欲に耐えきれず、ベランダへと身を運んでいる俺。
 春の夜風は生温く、気持ちがいい。
 煙草をふかしていた俺は、

「そんな人いるんですか〜?」

と問うたむっちゃんの方へ首を捻った。

「いるよ」

「でもぉ、まるで奴隷みたいじゃないですかぁ?」

「そういう扱いをされて感じる人もいるし、寧ろ気付いてない人もいる」

「気付いてない?」

「そう。たむっちゃんみたいに、自分の性癖に気付かず、ただ漠然とした物足りなさを感じてるかもれしない」

 ふぅと吐いた煙が風に乗って散々になる。

「それってぇ、私は実は『変態』かも知れないってことですかぁ?」

「そういうわけじゃ……」

「私ぃ、襲われる感じがドキドキするんですよ〜」

 ベランダの床で煙草をもみ消し、携帯灰皿に吸い殻を入れた。

「んで?」

 と言いつつ、室内に戻る。

「でも、なぁーんか違うんですよねぇ」

 と言われましても。

「悠さんはぁ、実際にそんなことをしたことあるんですかぁ?」

「そんなこと?」

「命令したりとか、恥ずかしいことさせたりとか……」

 少し身を起こし、目をパチパチさせるたむっちゃん。

「あるよ?」

 と言った瞬間に、彼女は改まったように座り直した。

「じゃあ、何か命令してみてください」

「え? なんで?」

「だって、実はそーゆーのが好きかもしれません、私」

 真顔で言われても全く雰囲気が出ないんだが。
 っていうか、これが酔った勢いってやつなんだろうか……?


後輩は性奴隷……の最初へ 後輩は性奴隷…… 23 後輩は性奴隷…… 25 後輩は性奴隷……の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前