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「夜のリンゴ」
【OL/お姉さん 官能小説】

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「夜のリンゴ」-4

…きっと、課長はこういうプレイが好きなんだ。
もちろん私は初体験。
だけど、以前知らないで読んだSM小説の中に出てきた、"ドレイのチカイ"を思い出す。
あれは、優しかった恋人が、何かで急に豹変して、御主人様として君臨する話だった。
主人公は、最初は抵抗したり別れを考えたりしたけれど、愛=支配であることを受け入れたんだ。
私は…抵抗も、ましてや別れなんて考えられない。
課長の部下としてもそうだし、憧れの人に付き合ってもらっていることも、私を迷わせることはない。
…とは言え、こんなコトしてる自分が信じられなくて、なかなか言葉が出てこない。
くちびるが震える…

「…っ…
…きゃあっ、課長!?」

いきなり、ガバッと足を開かされた。
見えていないから驚いたせいで、羞恥は後から押し寄せる。
でも、課長の手がヒザに置かれているだけで、その次のリアクションが無い。
これは…早く言え、ってこと?

「…っ、本日は…遅くなり、大変…御迷惑、をおかけしました…。
おっ…お詫び、に…
…私、澤井 梨絵は…課長の……っ……」

「…続きは」

「…っ!?」

課長の声が、予想もしない場所から聞こえた。
言葉と共に、ふっ、と内ももに息がかかり、気付かせられる。
思わず腰が震えてしまった。
たぶん…課長は…私の開いた足の付け根、に顔を寄せているみたいだ。
じんっ…、と、股間が熱くなる。
だめ、反応しちゃ…!
課長に見られてるんだから…バレちゃう…!

「…私、は、課長の…おもちゃ、です…
好きに、してくださいっ…!」

パニクって、言いすぎたことに気付いて、またそれでカラダを熱くしてしまう。
ストッキングとパンツの向こう側が、じっとりと湿ってきているのが分かった。


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