凌辱-9
「イッくう!」
絵里が歓喜の声を上げて気をやった。そして、絵里は、その後の激しい男の突き上げ
に合わせるように腰を振っていた。
絵里が堕ちた。見知らぬ男に犯されながらも湧き上がる快楽に逆らえず、歓喜の声を
上げ狂おしい姿でもだえ狂う。そして、一度快楽に溺れると、自らそれを求め貪欲に
快楽を吸い尽くす女の本性をさらしたのだ。しかも、絵里は性欲とは無縁の清らかな
処女なのだ。絵里を堕とすことは、世の中の全てのメスを征服するに等しかった。
隆一は、征服者として歓喜の精を吹き上げた。そして、その精をこの世で最も清らか
なメスの体内に何度も何度も狂ったように放ち続けていた。
絵里が開放されたのは明け方だった。シーツ1枚を纏い裸足で石畳を歩いていた。
「絵里!」
それは、隆一の声だった。絵里は振り返り、隆一の顔を確認するとその場で気を失っ
てしまった。
気がつくと、ホテルの部屋だった。隆一が心配そうに絵里の瞳を覗き込んでいた。
「隆一さん。わたし・・・・」
「夢だったの?」
体の中心に激しい傷みが残っていた。それは、夢ではなかった。絵里の大きな瞳に大
粒の涙が溢れる。
「隆一さん、ごめんなさい・・・・・ ごめんなさい・・・・・・」
泣き崩れる絵里を、隆一が抱きとめる。嗚咽を上げて泣き続ける絵里を隆一は抱きし
め、背中を撫で続けていた。
その時、ドアがノックされる音が聞こえてきた。隆一宛の荷物が届いていた。差出人
のないその荷物を開けるとDVDが1枚入っていた。隆一は、そのDVDを再生した。
「 いやああああああああああ!」
絵里の悲鳴がスピーカーから流れ出る。そして、大型テレビの画面いっぱいに襲われ
る絵里の姿が映し出された。嗚咽を上げて泣いていた絵里が凍りつく。誰がそんなも
のを作り、送りつけてくるというのだ。絵里は、想像を絶する更なる地獄に凍りつく
ことしかできなかった。
恐怖が鮮明に蘇り、絵里はガタガタと震え始めた。それは映像の中でも同じだった。
映像が怯える絵里を鮮明に映し出している。衣服を剥ぎ取られ、逃れようと暴れる絵
里。男が絵里の美しい脚を押し開いて、股間を擦り付けていくのが分かる。
そして・・・・