後輩は性奴隷……1-1
春。
生命が躍動し始める、出会いの季節。
3回生になった俺は特にそんなものを求めるわけでもなく、部活動の一つである新入生歓迎会と言う名の勧誘活動に勤しんでいた。
そこで知り合った新入生が白河結衣。
今まさに全裸を俺に晒している女の子だ。
何故こうなったのか、酔いが醒め始めた頭で少し整理してみる。
確か、新勧の一環である食事会の時に
「悠さんって、ホントにドSなんですか?」
と声を掛けられたのがファーストコンタクトだった。
どこのどいつが吹き込んだのかは知らないが、否定はしない。
そんな意味不明な声を掛けてきた結衣に対して、勧誘を含ませながら会話を弾ませていた。
部員のほぼ全員が行きつけの定食屋のカウンターに座って、焼酎をちびちびやりながら年間スケジュールなどを説明していた気がする。
そして、今。
俺の下宿アパートにノコノコついてきた結衣が、俺の命令に従って衣服を全て剥いだのだ。
なんで? どうして?
「あのっ……」
頬を赤らめた結衣が腕で身体を隠しながら俺を見上げる。
こう恥じらいの様相を見せつけられると、俺としても冷静になるわけで……。
「隠すなよ」
冷静になった上で、現状の異様さに侵されていく。
恋人に興味はなくても性欲には従順だ。
「はぃ……」
腕を横へ除ける結衣。
彼女の白い肌が蛍光灯の無機質な光を浴びている。
身長がそれほど高くない俺から見ても小柄で華奢な体つき。
着痩せするのか、結衣の胸元はたわわに実っていた。
純白の肌に溶けるような淡いピンクの乳輪は小さく、乳頭もあまり目立たない。
とても可愛らしく、卑猥な乳房だった。
目線を下げれば見事なくびれが確認でき、更に下には縦長の形をした薄い陰毛が生えている。
俺は部屋干しにしていたフェイスタオルを手に取った。
「ドSか、って訊いたな?」
答えはイエスだ。
女を虐げ、服従させることに快楽を覚えるサディスト。
「んっ……」
結衣を後ろ手に縛りあげる。
特に抵抗を見せない結衣は、こうなることを望んでいたのだろうか……。
「んんっ……ん……」
背後から胸元に手を回すと、吸い付くような質感を捕らえることが出来た。
結衣の双丘は手の平から零れ、非常に揉み応えがある。
年齢を訊かなければ少女と言っても過言ではない彼女。
しかし身体は立派に大人になっていて、そのギャップが俺の性欲に働きかけてくる。
「調教されたいの?」
結衣がサディストを求めているような気がして、そう訊いていた。
「……まだ」
まだ?
今日の出来次第ということだろうか。
とは言え、自分を抑える気は毛頭ない。
俺は俺が満足できたらそれでいいんだ。