5・好きと勝負と苦しい胸-7
「はああああ・・・痛ぃぃ、やだ、おしりに、はいってるよぉぉ・・・!」
「大丈夫だよ、まりな。痛くしない様に頑張るから。それより俺を見て。好きだ、まりな」
後ろを力ずくでピストンされて、激しい快感が私の体の中で暴れ回った。
雅の強い欲望は私の細いお腹では受けとめ切れそうになく、腰を叩きつけられる腰に何度も打ちのめされてしまう。
「あぁあああっんぁああっ!!ああんっあんあんあんっ、あぁんあんあんっんぁああっ!!」
私は獣の雄叫びの様に、ひたすら本能で叫び続けた。
頭では外に聞かれたらどうしようかと、まだ僅かに残る理性が困惑していた。
だけど・・・もう間もなく、それも本能に全て飲み込まれてしまうだろう−
「まりな、このまま・・・そこ、に・・・っ!!まりなっ、もっと・・・もっとぉ・・・っ!」
背中から抱き締められて、体が潰れてしまいそうな位痛かった。
やめて、乱暴に、しないで。
気持ち良いけど、何かが違う。こんなの・・・私は・・・っ!
「まりな・・・うっ、あぁあああっ!!おれ、もう・・・で、るぅぅっ・・・!!」
「んん・・・あ、あぁあああぁあ・・・っっ!!!」
雅の先端から熱い欲望が放たれ、私のお腹の奥まで満たしていった−
「ぁ、っ・・・はぁ、っ・・・、ん、ぁ・・・まりな・・・好きだよ、だからもっと俺を、見てくれ・・・」
絶頂を迎えたばかりの私はソファーに寝かされ、引き続き雅に犯され続けた。
もう、駄目ぇ・・・たった今、いったばっかりなのに、これ以上、されたらぁ・・・・・っ!
「俺の事、好きだよな?さっきもオモチャで喘いでさ。なあ、答えてくれよ、まりな」
「ぁ・・・ぁぁ、あ・・・うあ、あああッ・・・」
私の口からはまともな言葉が出てこなかった。
雅に話してあげたかったけど、未だに暴れまわり体を突き破ろうとする快感のせいで、言葉にならない。
「あ、あぁ・・・ん、ぁっ、ぁっぁぁっ・・・!」
「まりな・・・・好きだ。好きだっ、好きだぁぁぁ・・・!」
私は・・・雅に、本当に愛されてるのかな。
いつまで経っても心に入り込めないし、雅はただ私としてれば満たされるのかもしれないけど−
「はあっあ、まりな・・・まりなっ、んっああっ」
ねえ、雅。
貴方の本当の声が聴きたい。
まだ見せてくれない貴方に会いたい・・・
〜〜続く〜〜