第三話――魔人と死神と皇国の聖女-51
……隣の部屋には幼き『聖女』ハーティがいるが、まあ、この時間だ。寝ていることだろう。
パスクは、ふと、そんなことを考えてしまった。
すると、アリスがジト目を送ってきた。
「はぁはぁ…………き、きみはいま……女のことをかんが、えていただろ?私、以外の……」
「おや?わかりますか?さすが、女の勘。侮るなかれ――ですね」
「パスクっ!」
「いえいえ、女――といっても、隣はハーティだったな、と思っただけです。どうしますか?いまのを、聞かれていたら?」
「い、いまのをっ?」
アリスが、本気であせっていた。まあ、聞いているだけでも、ナニをしていたかは丸わかりの嬌声だったから、無理もないのだが……。
パスクは、くすり、と笑った。
「むぅ……だ、第一!きみが、こんな、変態的なっ…………くぅ。ダメだ。私、どんどん、堕落していってるような気がしてならない」
「お嫌ですか?」
「…………ぃ……イヤ、じゃない」
「ふふっ」
そっと、すれ違うようなキスをするとパスクは、アリスの尻穴から自身を引き抜いた。
ゴプッ、と空気が抜ける音と共に、ついさっき吐き出した白い欲望があふれ出てくる。
パスクは、そのソレを指ですくうと、排泄を思わせる音を出してしまい赤面するアリスの白い臀部へと塗りつけた。