第三話――魔人と死神と皇国の聖女-47
「はぁっ、んっ、ぅ、ぉんっっ……」
必死で声を抑えようとしているのはわかる。
だが、そのせいで、アリスは漏れでる呼気に乗せての嬌声をあげてしまっており、余計に淫靡に感じた。
パスクは、そんなことを考えつつ、クリト○スの包皮をむいてやる。
勝手知ったる――、だ。あっという間に剥けた小さな突起を指先で転がしてみた。
「ひぃぅぅっ!」
今度の刺激には、さすがに耐えれなかったのか一際、大きな歓声があがった。
パスクは調子に乗って、前では小突起を、後ろでは尻穴を入念に苛めていく。
存外、尻の穴というものはほぐれやすいものだったようだ。
すでに舌とは別に、指が一本、簡単に挿入できた。
「はぁ、はぁ、ぅ……」
アリスの息が上がってきた。
パスクは、ではでは、と追い詰めにかかった。
くちゅ、ぐちゅ……じゅる……じゅるる……
「はっ、ぅ、あぁっ、イク、パスク、私、お尻で、イッちゃ――ううぅぅんんっっ!」
ぷしゅっ、と右手を多量の液体が濡らした。
びくんっびくんっ!とアリスが痙攣する。腕の中で腰が暴れ回った。
「はぁ……はぁ……」
チラリと見ると、息の荒いアリス。
汗ばみ、うなじや頬に栗色の髪の毛が張り付いてしまっている。
けれど、そこが、また、パスクをそそった。
放心している、今がチャンス――、と、パスクはズボンを脱ぎ、己の象徴を取り出した。
そして、右手に纏ったアリスの愛液をソロソロと彼女の後ろの穴に塗りたくる。