第三話――魔人と死神と皇国の聖女-46
(いえ、でも……。やはり、私の洞察は正しかったようですねェ)
アリスをグッと抱きしめた。
「ひゃっ」
「では、今日はお尻で……」
「なぜ、そうなるっ!」
「いえ、まあ……ものは試しに」
「こ、こら……私はまだ了承は――はぁうぅんんっっ」
アリスが叫ぶように悲鳴をあげているが、気持ちがよいのならばいいだろう。
背中や腰をなでるようにしてアリスを前かがみにさせると、背後に回り込んだパスクは容赦なくスカートをめくった。
そして、左右の尻肉を両手で分けると、その中央にある可愛らしい小さな穴へと息を吹きかける。
アリスが、全身を痙攣させた。絶叫が、室内に木霊する。
ヒクヒクと収縮する尻穴へ、パスクは舌を這わせた。
「いやっ、ぅんっ……ソコぉ……きた、ない……」
「アリスさんの身体で汚いところなどはありません。それに、臭いもきつくはありませんよ?」
「『は』って、『は』ってぇっ」
「ふふっ」
くちゅ、くちゅ……ずずっ……
先ほど、指を入れたためだろう、穴からは分泌液で湿っていた。
もちろん、女陰ほどの具合ではない。
なので、後ろの穴をほぐしつつ、前の穴へと右手を這わせた。
ちょうど、さきほどと鏡写しになったような格好である。
多少、時間が経っているものの、まだ前はビショビショと濡れそぼっていた。
ならば、とパスクはアリスの突起を指先でつつく。