第三話――魔人と死神と皇国の聖女-41
「う、嬉しい?」
「ドレス姿のアリスさんとの交わり――最っ高です!」
「パ、スク……き、きみはマニアックだな……」
「いえ。ぶっちゃけますと、アリスさん相手ならなんでもいいのが偽ざる本心です」
「……ムッツリめ」
呆れたように、しかし、嬉しそうにアリスが微笑んだ。
パスクはもう一度だけ、接吻する。
「んっ……ふぁっ?そこはっ――」
「ええ、アソコです」
「な、なんか、卑猥――んんっ、ぁ」
凛とした雰囲気が売りの『女聖騎士』が、艶めかしい悲鳴を上げた。
いや、まあ……自分が、彼女の女陰を下着越しに撫で回しているからなのだが。
麦穂色のスカートの中には、ガーターに吊られたストッキングと黒いレースの下着が隠れていた。
……一昔前はドレスの時は下着を履かないご夫人もいたらしいが、時代の移り変わりが残念でならない。いや?この下着を剥ぐという行程という、楽しみが一つ増えたと思うべきか?
そんな、口に出すこともできないことを考えつつ、パスクはスリスリとアリスの秘所を弄ぶ。
彼女は、もともと薄毛の性質なのだろう、あまり陰毛の抵抗を感じない上部から、太股の間のプックリとした小丘と、その割れ目、さらに下へ進み、後背のほうへと上がった先にある臀部の穴……。
すでに、どこがどのように感じるのかを知っているパスクは、丹念に、じっくりと、それでも楽しみつつ撫で回していく。
すでに、下着の下部は指先にまで粘度を感じるほど湿ってきていた。
パスクはそんな指先を一舐め、屈むと、スカートの中に頭を忍ばせる。