3・恥と焦らしとエロ漫画-7
「ちょっと乳首をいじられただけなのに、こんなに濡れてるぞ。まりなはやっぱり淫乱だよな」
「ち・・・違・・・!」
微かに粘り気のある音が聞こえて、既に蜜が溢れそうなのは嫌でも分かっていた。
でも、頭では分かっていても素直に頷くわけがない。
脚を開いているせいでぱっくりと丸出しになっている性器に、雅の生暖かい吐息がかかる。
「へっへっへっ、ほんと綺麗な色してるなぁ。唇とあんまり変わらないぜ」
「いやあっ、近い!やめて、そんなに近付かないで!」
私の言葉を聞き流して、更に指をめり込ませて小さく円を描く様に刺激してくる。
さっき迄焦らしていたくせに、いざ相手の大事な部分を見たら我慢出来なくなったのかな。
「いやっ、駄目よ雅、トイレの中で、こんな・・・・!」
口では嫌がっていたけど音は更に聞こえ易くなっていた。
自分の担当しているアーティストにこんな辱めを受けているのが、たまらなく嫌だった。
それでも私は、今まで何も・・・ただ、されるがままで・・・
「うわー凄いな、トイレにしといて正解だったみてえだ」
淫らな裂け目から溢れだす蜜が水溜まりに滝の様に落ちていく。
嫌がる感情に知らん顔をするように、快楽が私の体の奥に広がり満たされていった。
「ダメぇぇっ!そんなにほじくっちゃ、おかしくなっちゃうぅっ!」
「もうなってるよ。まりなのスケベ、待ち時間中なのに・・・へっへっへっ」
こんな時はいつも雅が悪魔に思える。
今はとっても悪い子になってしまっているけれど・・・
・・・いつも夜、行為が終わった後に見せる寂しそうな顔とはまるで違う。
次の日にはまたスケベな雅になってるから、あまり気にしてはいないけど・・・
でも、ああいう顔をされるのはあまり良いとは思っていないから、つい雅の好きな様にさせてしまうのだ。
別に・・・雅に言われたみたいに、エッチな事をされるのが気持ち良いから、とかじゃない・・・
それに、こういう子だけどいい所だってあるのだ。
たまに羽目を外してしまう時もあるけど、皆の見えない所でも頑張っている雅が好きだ。
だから、例え方法がどうあれ雅が笑ってくれるなら・・・
「いきそう?」
私の呼吸が早くなったところで、指の動きが止まった。
そしてまだ返事もしていないのに指を抜かれてしまう。
「な、何を・・・・」
「分かるよ、近くなると口が閉じたままになるから」
にやりと歯を覗かせて見上げる雅。
もう、私の癖を把握されるまでやられてきた。それも雅の為だと思って。
「最後までしてほしいか?」
「・・・・っ!」
分かり切っていた言葉だが実際に聞かされるのは嫌で、思わず拒否していた。
必死に頭を振りながらこれ以上辱めを受けるのは嫌だ、と思った。
「ふうん、そう。俺はしてやってもいいけど」
「・・・・・・」
やっぱり、焦らすのが好きらしい。
そんな雅が最後までしてくれると期待していた自分に嫌悪感を抱く。