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愛しのお菊ちゃん
【ホラー 官能小説】

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愛しのお菊ちゃん2-3

「せ…接吻の事だよ…接吻していい?」
ついでに二枚目も気取っちゃう僕。
お菊ちゃんのホンワカした雰囲気がそうさせるのかなぁ。

して当のお菊ちゃんは。
「まっ!」
驚いた様に目を丸く見開いて。
口をOの字に広げてる。
そしてまた目を伏せると。
両頬をサクラ色に染めながら小さくコクって頷いた。

やったぁ!憧れのファーストキス!
まさか幽霊さんを相手になんて考えた事もなかったけど。
お菊ちゃんが相手だっら申し分ない。
ってかお菊ちゃんが相手なら最高だ。
「い…いくよ」
僕は震える手でお菊ちゃんの細い肩を掴むと。
何度も生唾を飲み込みながら顔を近づけちゃう。

小刻みに震えるお菊ちゃんも。
両目をギュッと瞑ると。
窄めた唇をムッと突き出してる。
若干、変顔だけど。
こんな可愛らしい変顔、見た事ない。

ドッキドキになりながら僕も軽く目を閉じると。
今!ついに!
お菊ちゃんの唇と僕の唇が…。
重なったぁ!
ちょっと冷たいけど…お菊ちゃんの唇、柔らかくて最高。
お菊ちゃんのその小刻みに震える唇からは暖かい想いが流れ込んでくる様で。
僕は舌を絡めるなんて高等テクは使えないけど。
ただ…ただ…お菊ちゃんへの想いを込めて。
唇でチュッチュしまくった。
お菊ちゃんも僕の気持ちをしっかり受け止める様に。
チュッチュしている僕にしっかりと抱きついてきた。
幸せ…本気で幸せ。
僕もお菊ちゃんを抱きしめ返しながら心からの幸せを噛みしめていた。

たっぷりとした余韻を持って。
お菊ちゃんの唇から自分の唇を離す僕。
その瞬間、僕の唇とお菊ちゃんの唇の間で何かがキラッと光って伸びた。
ヨダレじゃないよ。
二人の想いが重なって…光の粒子になって伸び光った。
そんな感じだった。

「お菊ちゃん…」
僕は微笑みながら…。
ちょっとデコなお菊ちゃんのおでこに自分のおでこをピッタと合わせた。

「俊樹さま…」
お菊ちゃんも薄く開いた瞳で嬉しそうに微笑んでる。

この後はやる事は一つしかないけど…。
いいよね…お菊ちゃん。
僕は着物の上から、帯の上でふっくらと膨らんだお菊ちゃんの胸に手を伸ばした。

「あっ…俊樹さま…恥ずかしゅう…ございます」
あからさまに恥ずかしがってるお菊ちゃんだけど…。
“なりませぬ”と言わない。
と言うことは…って感じだけど。

「いいでしょ…お菊ちゃん」
着物の上からお菊ちゃんのおっぱいをまさぐりながらも。
一応、確認しちゃう気弱な僕。


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