1・真面目とエッチと寂しがり屋-2
「やッ!な、何するの雅、やめなさい!」
「いい声だな。へへ、もう感じてるのか。それとも・・・俺のキス、効いたかな?」
「ば、バカ!ふざけないで」
「俺はいつだって本気だよ。まりな・・・好きだ」
雅の好きだ、ほど宛てにならない言葉は無い。
いつも胸を揉みながらだったり、私の中に自分のモノを挿入しながら言うから、本気だと思えないのだ。
そもそもマネージャーとこんな関係を結んでしまう事自体がどうかしてる。
雅はいきなり私を押し倒して、乱暴にブラウスのボタンを外していく。
「あッ・・・!」
そして、ブラジャーをずらしてあらわになった乳房をもう一度掴んできた。
まるで粘土を捏ねるみたいに力を入れて揉んでくる。
「ははっ、すっげぇ揺れてる。タプタプ波打っててプリンみてえだぜ」
「遊ぶなぁ・・・あふ、や、やめ、いやぁあっ!」
寂しい、というのは雅にとってエッチしたい、っていう意味なんだろう。
完全に言葉の使い方を間違っているのだ。
「あっはぁっ、駄目ぇ雅、こんな事、したら・・・わ、私は貴方の、マネージャーなのよ?」
「何言ってんだ、マネージャーと付き合ってる奴なんて沢山いるだろ?ほら、誰だっけ。まりなが担当してるアイドルいたじゃん」
「・・・栞菜のこと?」
「そう、それ。本人は言わないらしいけど、日比野さんから聞いたよ」
・・・前から思ってたけど日比野君って馬鹿じゃないのかな。
大分前に本人から言ってきたんだけど、雅にもしっかりバラしてたのね。
「絶対そのアイドルも日比野さんとしてるって。俺達と同じだよ、きっと」
「そ、そんなの分からないわよ。決め付けるのはおかしいわ」
「ああはいはい、おかしいわよね。まりなは真面目だなぁ」
「ちょっと、何よその言い方。馬鹿にしっ・・・ひあ?!」
いきなり胸が熱くなったと思って見たら、谷間からピンク色の物体が顔を覗かせていた。
何度も見てきたのでそれが何なのか、直感で分かってしまう。
「して、まりな」
その言葉で雅が求めるものが分かってしまうのは、悲しかった。
マネージャーにとって担当する芸能人のしてほしい事が分かるのは必要な能力だけど、この場合は・・・
「早くしてくれよ、じゃないと、顔に出しちまうけどいいのか」
「そ、それは駄目!分かった・・・」
「いい子だ。まりなはやれば出来る子だよな」
「あんたより年上よ!いい子って言うな!」
く、悔しい・・・
自分より一回り近く年下の男にされるがままなんて。
仕方なく自分の胸で雅の一物を挟み、扱き始めた。