美奴隷・女として(5)-1
(13)
先生は私と恵美さんを交互に見て、それから私に言いました。
「美奈子、カルチャーでは本当の私でなく、これが私なんだよ、わかるね」
「はい・・先生解ります、これからも美奈子をよろしくお願いします」
私は頭を下げ、先生を熱い眼で見つめながら心から思うのです。
平凡に今まで生きてきて、
私には夫が居ながら寂しい思いをしてきたのです。
今、私はこのSMという妖しい世界に足を踏み込んでしまったのです。
これから先を思うとき、どうなるのかは正直に思うと不安なのです。
妻として女としての平凡な自分が、
初めてSMという世界で陵辱を受け、
心身共に他人に犯され調教されることは夫への背任行為になるのです。
しかし、もう私にはどうでも良いのです、
今更、私を顧みない夫に貞節を尽くすことの虚しさを感じていましたから。
私は未知のこの甘い誘惑とその性的な欲望に負けてしまい決心したのです。
この身がどうなろうと今は自分に正直に生きてみたいと思うのです。
そんな私の心を決心させてくれたのは恵美さんの存在なのです。
私の唯一の彼女がいたからこそ、
私をそう決心させたのです。
あの可愛く美しく素敵な彼女が淫獣の女に成り下がり、
妖艶な姿になって悶え苦しみ感じているのを見て、
私は身体の芯から感激し興奮するのです。
「あの、先生・・私は先生のことをこれから何とお呼びすればいいのでしょう」
「そうだな、私のことはまだ先生で良い、後で詳しいことは解るだろう」
「あぁ・・はい、わかりました」
「さて、美奈子は恵美の感じている姿を見て、
もう我慢が出来ないようだから恵美と一緒に感じさせてやる、いいな、恵美も」
「あぁ・・はい、先生有り難うございます、
美奈子はとても恥ずかしいのですが・・」
「はい、ご主人様・・恵美も嬉しいです美奈子さんと・・」
私と恵美さんは後ろ手のまま、嬉しそうに顔を見合わせていました。
そんな二人を見て先生は頷き、
部屋の隅に置いてある物を持ってきたのです。
それは筒のようにその頭がペニスの形をした双頭のバイブのようなのです。
私はそれを見て恥ずかしくて胸がドキドキとしていました。
先生は初め恵美さんを、
そして私の手の縄を解いてくれたのです。
全ての縄が解かれると、
私と恵美さんの身体にはくっきりと縄の痕が残っていました。
それが牝奴隷としての証なのです。
恵美さんは美しい顔を涙で濡らしながら私を見つめ、
私に抱きついてきました。