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仔猫の診察
【同性愛♀ 官能小説】

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仔猫の診察-1

「せんせぇっ…!!
やだぁ!やめてぇ…!
…あぁっ!」

「カワイィ仔猫ちゃん…
そんなに抵抗されたら、ますます燃えちゃうな…」

わたしは今、1匹の仔猫ちゃんを、拘束して、診察中です…



 1 悩み

…―ガラガラッ

「おはようございます…って、あら?」

わたしは葉山さやか、33歳。
助産婦の資格を取った後、物足りなくて産婦人科医の勉強をしなおした。
医者になれて1年目だけれど、医者の肩書きを付けて、今は母校の看護師学校で臨時講師をしている。

まぁ、わたしが講師として選ばれた理由は、若いオンナの産婦人科医だから、くらいなものだろう。
受け持つ授業は、「思春期の性と生」。
学校側が、最近の"できちゃった婚"や"援交"の多さに対処して考え出した授業らしいが、選択授業のためか人気は無く、従って講師として学校に来る回数も少なかった。


…教室のドアを開けて驚いた。

「あ、葉山センセ。おはようございます!」

「ちょっとちょっと…もしかして、今日の出席は、高山さんだけなわけ?」

「そうみたい…ですねー。
わたしじゃご不満ですか?
…なんちゃって」

高山みほ、2年生。
このコは、一番マジメに授業を受けてくれるんだけど…
(と言うか、このコしか、わたしの授業をマジメに受けてるコはいないんだけど!)

「う〜ん、不満って言うか、1人だけじゃ、今日の分の授業、進められないじゃないの〜。
んもぉ〜…」

4月には20人程いた生徒達は、季節が巡るにつれてだんだんと減っていき…
とうとう今日、1人だけになってしまったようだ。
確かに、単位と関係無い1時限目の授業なんか、こんな寒い冬の日には出たくない、その気持ちは分かるけど…
わたしの立場が無いじゃないの!

「今日は、高校生向けの対処方法の話をしようと思ったんだけどなぁ…。」

「高校生向け?エンコーとかの話ですか?」

「ううん、それより、高校生の清い男女交際について、かな」

「男女交際…」

「そ。最近、女子高生の中絶も多いみたいだし…。
それに、デートDVの問題もあるわね」

ざっと、今日取り上げようと思っていた事を列挙する。

「デートDV、ですか…?」

あら、何か心当たりがあるのかしら…表情が暗い。

「そうよ。交際中のカップルに多い問題。
普通の暴力だけじゃなく、セックスに基づく暴力が多いの。
彼女だからヤラせろ、なんて最低のオトコよね!」

いくぶん明るい口調で話しかけた。
しかし…

「高山さん…?
何か悩みがあるの?
顔が暗いじゃない…」

目の前の、本日唯一の生徒は、とても、1対1で授業を続けていける表情をしてはいなかった。


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