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華麗なる奴隷秘密倶楽部
【その他 官能小説】

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華麗なる奴隷秘密倶楽部 第5章-5

私は前から麗子を好きな女で、好みの肉体の持ち主であり、
苛めがいがある女だと感じていた。
しかし、それは私が思っただけで、
彼女の本質的なことは余り知らない、当然だろう。
だからこそ、私は麗子が欲しかった。
この手で、眼で確かめたかった。
麗子という女の本性を。

故に麗子の代替は要らない。
その麗子を、私好みの愛奴隷にすることである。

私は彼女が歌ったCDも持っているし、昔のパンフレットも持っている。
好きな歌手だった、しかしそれはそれであり、
今はその女を調教できるのだ・・
そう思うと益々私のペニスは固さを増してくる。


私は麗子を強く抱きしめ、股間を押し当てた。
(はぁぁ・・)
すでに感じ始めている麗子は私に抱かれている。
私は心の中で思った。
(そろそろ、始めるか・・)
私の手には用意していた麻縄が握られていた。

私はキスしながら、麗子の手を後ろに回し手首を重ね縛り始めた。
「きゃっ!」
「さあ、始めるぞ、麗子」
「あん、いきなりですか」
「そうだ」

私はそう言うと、彼女の後ろに周りキリキリと麗子の手首を縛り上げた。
肉好きのいい麗子の手首は麻縄で食い込んでいた。

「痛いわ、優しくして、いきなりじゃいやっよ!」

覚悟はしていたとはいえ、麗子も驚いたのだろう。
甘いキスもチークダンスもそれまでで、これからが本番である。
私は興奮でゾクゾクしていた。
しかし、もう一方で冷静なS男が獲物を前にして目覚めたのである。

「静かにしろ」
私の平手は麗子の頬を叩いていた。

(あん、痛いっ!)

バチン!という皮膚を叩く音がして思わず麗子は倒れそうになる。
辛うじて麗子を私は抱きかかえた。
肉付きのいい麗子からは女の良い香りがする。

素早く、私は麗子のスカートのベルトに手を掛け、
スカートのチャックを下げて脱がした。

「いや、いや・・やめてっ、お願い・・」
もうその時は観念したのだろうか、先程の威勢はなかった。

「大人しくしていれば、無理に乱暴はしないよ」

私は努めて優しく言った。彼女はしばらく黙っていた。
こうなることを分かっていても、反射的に拒否をしたのだろう。
私はそんなことは十分に承知をしていた。

今は名も落ちた歌手とはいえ、それなりに扱われていたのだろう。
人気さえあればこんなことは無かったはずの女だった。
良い素質を持っていながら、それを活かせなかった女。
世間知らずで、我が儘で、そして一途な女。

そんな女だから、男に寄られ、やがて捨てられる・・
考えれば可哀想な女と言える。
私はそんな女が好きだ、どこかに陰がある女。
そういう女を手がけ、私の色を付けた女にしたい。
麗子はそういう意味では、今までの女達の中では最高の女だった。



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